離婚によって生じる8つのメリットと9つのデメリットを徹底解説

離婚

離婚にはメリットもデメリットもある

離婚を考えている方は、いろいろな不安を抱えていることでしょう。確かに、今の夫(妻)との関係がうまくいっていないし、日々ストレスがかかって苦しい思いをしているので、別れた方が良いと思うこともあります。

しかし、離婚してしまったら生活環境も大きく変わり、金銭的にも苦しくなるかもしれませんし、周囲の見る目も変わります。このようなことをいろいろと考えていると、本当に離婚して良いのか、迷ってしまうことも多いはずです。

結婚生活は、人によって千差万別です。同じ環境でも、それを気に入る人と嫌だと感じる人がいるので、離婚すべきか結婚生活を続けるべきかについては、最終的には、自分の考えで判断する必要があります。ただ、一般的な観点で、離婚から得られるメリットと離婚に伴うデメリットというものはあるので、それらを考えてみることにより、考えが整理できることも多いです。

以下では、具体的な離婚のメリットとデメリットを挙げて、内容を検討してみましょう。

離婚によって得られるメリット

まずは、離婚によって得られるメリットにどのようなものがあるのか、見てみましょう。

精神的に楽になる

離婚をすると、まず何より精神的に楽になることが大きなメリットです。合わない相手や嫌だと思っている相手と無理に一緒に暮らしていることは、非常に大きなストレスになります。

家庭内別居のケースでは、毎日会話のない相手と一緒に生活していることに意味を感じられないでしょうし、相手と顔を合わせるたびに喧嘩になるケースなら、さらにストレスが溜まります。

相手が嫌いな場合、相手の姿を見かけるたびにイライラするかもしれません。別居をしていても、戸籍上「夫婦」と扱われることにストレスを感じることが多いです。離婚してしまったら、このような問題がなくなるので、気楽になります。

仕事に打ち込むことができる

離婚問題に悩んでいる人は、離婚問題に気をとられて、仕事に支障が出てしまう人がいます。夜眠れなくなって昼間の仕事中に居眠りしてしまったり、集中力がなくなってミスが増えたりすることもあります。自暴自棄になって仕事を辞めてしまおうという気持ちになる事もありますし、自営業の人でも、働く気がしなくなってしまうこともあります。

このように、離婚問題によって仕事ができなくなっている人は、離婚することによって仕事に打ち込む気持ちを取りもどすことができます。新たな一歩を踏み出すことによって、集中力も戻ってきますし、離婚をバネにして以前より活躍ができるようになる人もたくさんいます。

自分の望む選択ができる

離婚をすると、家族に縛られずに自分の望む選択ができるようになります。選択というのは、小さなものから大きなものまでさまざまなものを含みます。たとえば、日常的に購入する衣類や化粧品、装飾品や趣味のものなども、自分の好みで選ぶことができますし、いつ食事をしていつ寝るのかなども自分の好きに決めることができます。

新しく事業を始めたり新しい就職先を探したり、資格を取得して専門職に就いたりすることもできます。住む地域を変えることもできるなど、将来の人生設計も、自由に描くことができます。

自分の好きにお金を使える

結婚している場合には、家族のためにお金を使わないといけません。高収入の人でも、自分の着ているものや生活は質素、ということはよくあります。ここで、収入がある人が離婚をすると、家族のためにお金を使う必要がなくなるので、自分の好きにお金を使うことができます。

これまでは妻に全部お金を渡して月々少額のお小遣いしかもらっていなかった場合でも、離婚後は、養育費以外の分はすべて自分の手元に残るので、自分の趣味に使ったり貯金をして将来に備えたりすることができます。

異性との交際や再婚ができる

離婚をすると、相手との婚姻関係が終了するので、誰と交際しても文句を言われることがありません。

相手との関係が悪化していても、婚姻関係が続いている状態で別の異性と交際をすると「不貞」「不倫」などと言われる可能性がありますし、周囲から良い顔をされることはありません。相手との別居中に仲良くなった異性がいても、何となくこっそりと付き合いをしないといけないことが多いです。

ここで離婚すると、堂々と次の相手と交際することができますし、お互いの気持ちが合致したら、再婚することも可能です。このように、合わない相手と別れて本当に合う相手と新しく家族を作ることができる可能性があることも、離婚の大きなメリットです。

抑圧や束縛から解放される

無理な結婚生活を続けている場合、結婚相手から抑圧や束縛を受けているケースが多いです。たとえば、DVやモラハラのケースなどが典型的です。これらの被害を受けている場合、夫が妻に対し支配的な行動をとるので、妻の行動は非常に限定されたものとなります。

日々、夫の顔色を窺って生活しないといけませんし、毎日の行動そのものについても、指示や命令をされることがあります。しかも、DVやモラハラを受けている被害者は、自分自身がそのことに気づかず、相手に依存してしまうことも多いです。たとえばDVやモラハラの被害者の中には、相手と別居したら相手が自殺してしまうと思い込んでいて、「絶対に別居しない」と頑なになっている人も多くいます。

自分がDV被害を受けているのに、引き離されそうになるとパニックになって、とにかく家に戻ろうとすることがありますし、いったんDVシェルターなどに保護しても、出ていって家に戻ってしまう人もいます。

このような状態から解放されるためには、一定期間相手と離れて生活をするしかありません。別居後しばらくして目を覚ますことができると、考えが全く変わります。自分の意見を堂々と言うことができるようになりますし、相手による抑圧や束縛から解放されるので、身体的にも精神的にも解放されます。

DVやモラハラの被害者が、別居・離婚後しばらく経って相手からの精神的な支配から逃れることができたら、以前の自分を思い出したときに「どうしてあのように、相手が一緒出ないといけないと思い込んでいたのだろう?」と自分でも不思議になる人が多いくらいです。

今「相手には自分が必要」「私は夫がいないと生きていけない」と思い込んでいる場合でも、その思い込み自身が相手の支配や抑圧の結果である可能性があるので、注意が必要です。

新たな可能性が開ける

離婚をすると、自分の新たな可能性が開ける人がいます。結婚生活をしていると、どうしても結婚相手や家族を優先しないといけないので、自分のために生きることができません。新しく事業を始めることなども困難になり、どうしても今の生活を続けることでいっぱいになります。

離婚をすると、自分のために時間や能力を使えるので、たとえばもともと専業主婦であっても、新しく会社を設立して、事業家として成功する女性などもいます。子どもがいても、その経験を活かしてカウンセラーなどになったり、地域活動やボランティアに打ち込んだりする人もいます。このように、前向きに離婚を捉えて自分の可能性を開くことができる人にとって、離婚はすばらしい人生のきっかけになります。

病気が治ることもある

無理に結婚生活を続けていると、それが原因で精神や身体に不調が現れることが多いです。たとえばうつ病になることもありますし、何となく疲れがとれなかったり肩こりが治らなかったりなど、さまざまな症状が出ていることもあります。このような症状は、自覚がある場合もありますが、徐々に現れてくるために自分でも気づいていないことが多いです。ここで離婚をすると、すっきりとして体調が良くなる人がいます。

相手との別居後、「そういえば最近咳をしなくなった」とか「10円はげが治った」などと言う人もたくさんいますし、それまでずっとうつ病で心療内科に通院していたのに、薬も病院も要らなくなった、という人もいます。このように、離婚によって病気が治ることもあるので、そのようなケースでは離婚が大きなメリットとなります。

離婚によるデメリット

子供

それでは、離婚によるデメリットにはどのようなことがあるのか、見てみましょう。

子どもの父親(母親)がいなくなる

未成年の子ども、特に小さな子どもがいる人の場合には、離婚によって子どもの父親(母親)がいなくなることは、大きなデメリットとなるでしょう。夫婦が不和であれば、夫婦は一緒にいない方が幸せであることが多いですが、子どもは両親と一緒に暮らしたいと希望することが多いからです。また、離婚後、父の日や母の日など、いろいろな場面で子どもに寂しい思いをさせることが心配だという人もいます。

ただ、離婚をして片親の元で暮らしていても、子どもはその環境に慣れて元気に成長していくものです。親が心配するほど、子どもに苦労や負担をかけているわけでもないことも多いです。

子どもと会えなくなる

離婚したときに子どもの親権者にならなかった方の親は、離婚後子どもと会えなくなることがあります。

離婚後きちんと面会交流が行われたらまだ良いですが、面会交流の約束をしないことも多いですし、だんだんと守られなくなるパターンもあります。そうなると、自分も寂しいですし、子どものことも心配です。中には、親権者がきちんと面倒を見なかったり親権者の再婚相手から虐待を受けたりして子どもが不利益を受けるケースもあります。

そこで、離婚後はしっかりと面会交流を続けることが大切です。面会交流を続けていたら、子どもの寂しさも軽減することができるので、離婚による子どもへの負担を小さくしたいなら、子どもと別居親との関係の維持をはかることが大切です。

失敗したという気持ちになる

離婚をすると、人生に失敗してしまったという気持ちになる人がいます。そのことが原因で、何もかもが嫌になって自暴自棄になってしまったり、人生を投げ出してしまったりする人もいます。勢い余って仕事を辞めてしまう人もいますし、酒浸りになる人もいます。このような離婚のパターンは最悪と言えます。離婚の際には、ある程度の開き直りが必要です。

噂が広まる

離婚をすると、自分ではそのことを誰にも言っていないのに、どこからか噂が広まることがあります。たとえば子どもの学校で噂が広まったり、近所や習い事の教室で離婚したことを噂されたりすることがあります。このようなことは気にしなければ問題にならないのですが、人間はなかなかそこまで開き直ることができず、人の目が気になってストレスを感じることになります。

偏見を受ける

日本では、まだまだ離婚した人に対する偏見があります。口には出さなくても、「離婚した人」「出戻り」「失敗した人」などと思われていることが多いです。

実際に嫌みを言ってくる人もいるかもしれません。こうした偏見や人の目が気になる人にとっては、離婚はデメリットとなります。人にいろいろと言われるのが嫌なので、周囲との関係を断とうとして、自分の活動範囲を小さくしてしまう人もいます。

家に閉じこもる

離婚をすると、自暴自棄になって何もやる気がしなくなる人がいます。家に閉じこもるようになって、誰とも関わらなくなる人もいます。

家族が心配して訪ねていっても、相手にしなかったり出てこなかったりします。有名人でも、離婚がきっかけでやさぐれてしまい、人生が壊れてしまう例がありますが、一般の人でも同じことが言えます。離婚が大きな精神的な負担となりすぎる性格の人は、要注意です。

金銭的な苦労をする

もともと専業主婦などで収入が多くなかった人が離婚をすると、金銭的な苦労をすることが多いです。とくに子どもを引き取ってシングルマザーになってしまったら、仕事をすることができる時間も限られる上に特別なスキルもないために就職も困難になります。

子どもを保育所に預けるためには、そのための費用もかかってしまいます。実際にシングルマザーの貧困問題なども、社会問題になっています。離婚をするときには、離婚後の金銭的な将来設計をしっかりしておくことが重要です。

一人で子育てをする必要がある

離婚をして子どもを引き取ると、一人で子育てをする必要があります。結婚生活中、相手がほとんど家にいなかったり家族を顧みなかったりした場合には、一人になってもあまり変わらないと思うかもしれませんが、やはりいるのといないのとでは違う、ということが多いです。

たとえば母親が子どもをひとりで育てる場合、母親の役割と父親の役割を両方果たさないといけないので、大変になります。子どもがわがままを言ったとき、誰かがしかってくれたらいいのに、と思うこともあるかもしれませんし、自分が厳しくしすぎるので子どもに「嫌い」と言われてしまって落ち込むこともあるかもしれません。

このように、子育てを1人でしなければいけない負担は、離婚をして親権者になる以上、受け入れざるを得ないデメリットです。

費用がかかる

離婚をすると、ある程度の費用がかかることは覚悟しないといけません。相手に財産分与をしないといけませんし、自分に不貞などの有責性がある場合には慰謝料も支払わないといけません。離婚前に別居するときには、別居のための引っ越し費用や引っ越し先の家賃もかかります。一時的に2重に生活費がかかってしまうこともあるということです。

さらに、自分達だけで話し合って解決するなら、特に費用がかからないかもしれませんが、離婚問題がこじれると弁護士に依頼しなければならないケースがあります。そうなると、何十万円という弁護士費用がかかることもあります。

このように、離婚には意外とお金がかかるので、気持ちだけで突っ走ってしまうと思わぬ出費がかさんでしまうことがあります。

離婚でメリットを得る方法

以上のように、離婚によって得られるメリットも大きいですが、デメリットもあることは確かです。離婚によって人生をやり直すためには、できる限りメリットを得られる方が良い似決まっています。そこで以下では、離婚をするときにメリットを得る方法やパターンをご紹介します。

離婚前に修復できる可能性を考える

離婚でメリットを得るためには、離婚前の行動や検討が重要です。離婚前にしっかり修復の可能性を探っていないと、後から後悔する可能性が高いです。

離婚以外に選択肢があったのではないかと悩むことになることも多いですし、離婚なんてしたくなかったのだと思って自分を責め続けることになる人もいます。また、しっかり検討をせずに離婚してしまったら、離婚から何も学ばないので同じ失敗を繰り返してしまうこともあります。

離婚前に修復できる可能性があるかどうか検討するためには、以下のようなことに注意して進めると良いです。

どうして離婚したいのか

自分が離婚したい場合には、どうして離婚したいのかを考えましょう。相手の何が嫌なのか、それは本当に耐えられないほどのことなのか、相手に改善してもらえる余地がないのか、譲れる部分がないのかなどを考えましょう。また自分の側に改善できることがないのかを考えてみることも大切です。相手が嫌だと感じているとき、相手だけではなく自分の考え方次第で見方が変わることもあります。

どうして離婚したくないのか

相手が離婚を望んでいて、自分はどうしても離婚したくないと思っている場合には、離婚協議が難航することが多いですし、たとえ離婚した後も、「やっぱり離婚したくなかった」と後悔することが多いです。そのような目に遭わないためには、離婚前から「どうして離婚したくないのか」を考えてみることが役に立ちます。

よく考えてみると、相手のことは好きではないし、何となく現状が変わるのが嫌だから、という程度のものであることも多いです。確かに世間体などは少し悪くなりますが、今は離婚する人もたくさんあるので、さほど大きな不利益を受けることも少ないです。

むしろ、離婚によって自由が得られるなら、その方が良いという考え方もあります。「離婚はいけないこと」とう凝り固まった考えをいったん脇に置いて、冷静に離婚について考えてみると、本当に大切なことが見えてくることもあります。

よく話し合う

後悔しない離婚をするためには、お互いがよく話し合うことが大切です。どうして離婚したいのか、またはしたくないのか、お互いの何が問題なのか、改善できることがないのか、子どものことはどうするのか、金銭的な精算(財産分与)はどうするのかなど、話し合うべきことはたくさんあります。

これらの必要な取り決めをしないで離婚をすると、後にトラブルになるので後悔することになります。

離婚の準備をする

離婚をすると決めたのであれば、有利に離婚ができるように準備することが重要です。

たとえば、相手が不倫をしているので離婚をしたい場合には、相手の不倫の証拠をつかむことが非常に重要です。不倫していることがわかっていても、その証拠がなければ相手は不倫を認めませんし、慰謝料を支払ってくれることもありません。不倫相手に対する請求も同様です。不倫の証拠がないと、ほとんど一文無しで放り出されて離婚後に子どもを抱えて金銭的な苦労をするだけ、という目にも遭いかねません。

そこで、離婚を決めたら、自分に有利な証拠を集めて綿密に計画を立てて進めることが重要です。離婚することを決めるまでの間はいろいろと修復の努力をすべきですが、離婚すると決めたなら、気持ちを切り替えて少しでも有利に進めることを考えましょう。

そのためには、離婚問題に強い弁護士を探して相談し、アドバイスを受けながら離婚の手続きを進めることが役立ちます。

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前向きに捉える

離婚によってメリットを得られる人の共通点は、離婚を前向きに捉えていることです。たとえば離婚によって自分の自由な選択ができるようになった人、自分の可能性が開けた人、再婚する人、病気が治る人、このような人はみんな離婚を悔いていませんし、後ろを振り返っていません。

このように前向きに捉えている人が、みな完全な結婚生活であったわけではありません。DV被害者で長年人生を無駄にしてきた上に、最後は着の身着のままで逃げてきて、一文無しの状態から人生の再スタートを切った人もいます。そのような人でも、気持ちの持ちよう次第で、離婚後成功することができるのです。

反対に、収入も多く、自分は悪くないので相手に慰謝料を支払う必要もなく、家も残って生活が安泰なので、周囲から見たら「再婚でもしたらいいのに」と言われるような人でも、自分では不幸だと思い込んで自暴自棄になって自宅に閉じこもることもあります。

そこで、離婚をするときには、何よりも前向きに捉えてくよくよしないことが重要です。前向きな気持ちがあれば、たいていのことには耐えることができます。

金銭的な計画を立てる

離婚で失敗しないためには、精神的な問題と同じくらいお金の問題が重要です。とくに、自分に収入がない場合や子どもがいる場合には、離婚後の生活を考えておく必要性が高いです。離婚をするときには、財産分与を受けることができますし、相手に有責性があれば慰謝料請求もできます。

財産分与や慰謝料の話合いをしっかりと行ったら、何百万円や何千万円のお金を受けとることができるケースであっても、請求をしなかったらもらえるお金は0になってしまいます。子どもの養育費にしても同様で、離婚の際にきっちり養育費について取り決めをしておかないと、離婚後ずっと支払いをしてもらえないままになってしまうことが多いです。

そこで、離婚前に、離婚後の経済状況についてしっかりと検討しましょう。離婚に強い弁護士に相談をして、離婚の際にどのくらいのお金を請求することができるのか、養育費がどのくらいになるのかなど、アドバイスを受けて確実に相手から支払いを受けられるように手続きを進めましょう。

開き直る

離婚をするときには、ある程度の開き直りが必要です。離婚によるデメリットを小さくしたいとは思うのは自然なことですが、完璧な離婚というものはありません。

そもそも結婚生活からして完全なものはありませんし、離婚になってしまったということは仕方のないことです。離婚に偏見を持つ人がいるのも仕方がないですし、バツイチなどと言われるのも受け入れるしかありません。このようなことをいちいち気にしていたら、離婚後の生活はどんどん苦しくなってしまいます。そこで、離婚をするときには開き直りが重要です。

親が堂々と生きているのを見ながら成長したら、子どもも親が離婚したことによって卑屈になることはありません。離婚は、単に相手と合わなかったというだけのことであり、悪いことではないのですから、開き直って子どもと強く生きていったらそれで良いのです。

環境を変える

離婚によるデメリットをなるべく軽減するためには、それまでと環境を変えることも役に立ちます。

環境を変えるというのは、たとえば家を引っ越したり、子どもの学校を変えたりする、ということです。離婚をすると、どうしても近所の人には知られてしまいます。そうなると、要らない噂が広まったりして、居心地が悪くなりますし、子どもが学校で他の子どもから何か言われたりする可能性も高くなります。

そこで、いっそのこと離婚と同時に新しい地域に引っ越して子どもの学校も変えてしまったら、誰も噂をする人はいませんし、心機一転新しい気持ちでがんばることができます。子どもの学校を変えることについては善し悪しがありますが、転校をしてしまったら、転校先の学校を気に入って「はじめからこっちに来たかった」などと言う子どももたくさんいます。学校を変えることができない(したくない)場合には、せめて引っ越しだけでもしてみると良いでしょう。

無駄な結婚生活なら早めに見切りをつける

お金

今の結婚生活の状況によっては、早めに見切りをつけることでメリットが得られることがあります。無駄な結婚生活を続けていても、人生が無駄になるだけだからです。
以下で、早めに見切りをつけた方が良い結婚生活のパターンをご紹介します。

DV、モラハラのケース

早めに見切りをつけた方が良い例の代表的なケースが、DVやモラハラを受けている場合です。

DVやモラハラの事案では、話し合いをしても相手に改善が見られないことが多いです。暴力が振るわれた後、相手が涙を流して謝ることなどもありますが、しばらくするとまた同じことが繰り返されてしまいます。モラハラの夫は、自分が正しいと思い込んでいるため、人の説得を聞き入れません。

また、これらのケースの被害者は、自分でも何が正しいかわからなくなってしまうので、正常な状態ではなくなってしまいます。後から考えてみると、「長い時間が無駄になった」と思って後悔することが多いです。そこで、DVやモラハラを受けているのなら、早めに見切りをつけて離婚すべきです。

自分では離婚すべきかどうかが判断できない場合には、弁護士に相談してアドバイスをもらうと良いです。弁護士であれば、たくさんの離婚のケースを見ていて、どのような場合に離婚したら良いのかがわかりますし、同じような人が離婚することによってどのようなメリットを得られたのか、また得られなかったのかについて、教えてくれます。

このように、適切なアドバイスを受けることによって、自分も離婚に進もうか、という気持ちになることができます。

借金癖があるケース

相手に借金癖がある場合、それが耐えられないなら早めに離婚を決めた方が良いことが多いです。相手がギャンブル好きであったり浪費癖、借金壁があったりする場合、周囲としては、まずは助けてあげたいと考えることが普通です。

こうした場合、相手の親は、すでに何度か相手の借金の尻ぬぐいをしてあげていることなどもあります。もちろん、妻(夫)としても、相手の借金を助けてあげることになります。借金癖のある人は、立替払いをしてもらうときには神妙です。「もう二度と借金しません」と誓いますし、涙を流したり土下座したりする人もいます。

しかし、結局はまた同じように借金をして、過ちを繰り返します。そしてまた周囲に尻ぬぐいしてもらって謝る、ということを繰り返します。結局、借金癖は治らないことが多いです。借金癖のある人と結婚生活をしていくには、相手が借金癖があるという前提で、債務整理をさせ、その後一生相手を監督していくくらいの覚悟が必要です。

なお、自分も同じように金銭的にルーズである場合には、あまり気にならないこともあります。借金癖があっても相手のことを嫌いにならず、一緒にやっていきたいならそれでかまいませんが、そうでもない場合には、早めに離婚することをおすすめします。

生活に支障が出ているケース

相手との関係が悪化して、生活に支障が出ることがあります。たとえば、仕事に集中出来なくなったり、うつ状態になったり、家に閉じこもりがちになったり不眠の症状が出たりするようなケースです。大人は大丈夫でも、子どもの態度がおどおどし始めたりすることもあります。

このように、自分や子どもに不調が現れ始めたら、早めに離婚をすすめる方が良いです。離婚に向けて別居をすると、精神的にも楽になって体調も回復し、子どもも元気になることがよくあります。

浮気があるケースの見分け方

相手が浮気をしている場合には、離婚すべきかしないべきかについて慎重な判断が必要です。浮気とは言っても、本当に一時的な気の迷い、ということもあり、相手が改心して夫婦関係を修復できることがあるからです。

しかし、相手に浮気癖があって何度も繰り返す場合や、相手が浮気相手にのめり込みすぎて、家庭を捨ててしまう場合などには、もはや修復はできません。相手が浮気をしたとき、こちらとしては「戻ってきてほしい。戻ってきてくれさえしたら許す」とか「憎いのは不貞相手であっても夫(妻)ではない」などと考えることが多いです。しかし、残念ながらそのような考えが幻想であることが多いです。

結局、浮気癖がある人は何度も浮気を繰り返して家には戻ってきません。浮気癖のある人と結婚生活をするなら、相手は浮気をするものであることを前提として開き直るしかありません。いちいち浮気に目くじらを立てていたら、自分が精神的にすり減るだけです。それができないなら、離婚しましょう。

さらにたちが悪いのは、特定の浮気相手にのめり込むケースです。浮気相手にのめり込んでしまった人は、家を出て行って生活費も入れなくなることもあります。それまで子煩悩であった人が、いきなり子どもに向かって切れるので子どもが凍り付いてしまうケースなどもあります。

このように、浮気が本気になってしまったケースでは、もはや相手が戻ってくることは望みにくいです。相手からなるべく多くの慰謝料を支払ってもらって、早急に離婚をした方が良いでしょう。

「子どものため」という言葉に惑わされない

離婚をするかどうか迷ったとき、「子どものため」という言葉に惑わされないことも大切です。離婚をすると、確かに子どもの父親(母親)を奪ってしまうというデメリットがあります。しかし、両親の関係が不和で、その様子を窺いながら暮らしている方が、子どもにとって不幸だということが多いです。

子どもは、大人が思っているよりも、家族や親の様子を非常に良く観察しているものです。両親が喧嘩を繰り返していることにより、心痛めていることもあります。父親が母親を日常的に殴っている家庭で育った子どもは、男の子の場合、自分が親になったときにもDV夫になりやすく、女の子の場合にはDV被害者になりやすいともいわれています。

このように、無理に結婚生活を続けていることが、逆に子どものためにならないことも多いです。「子どもため」というのは、無理矢理結婚生活を続けることとは限りません。周囲からは「離婚するなんて子どものことを考えていない」「子どものために我慢すべき」などといわれることが多いですが、そのような意見を横に置いて、本当に子どものためになるのがどのようなことかを考えましょう。

面会交流を積極的に行う

離婚によるデメリットをなるべく避けるためには、別居親と子どもとの面会交流を積極的に行うことが大切です。虐待を受けていたような事案をのぞき、子どもは両親が離婚したことによって喪失感を感じることが多いです。その寂しさを和らげて子どもが健全に成長するために、面会交流は非常に重要です。

月一回でも面会交流ができていたら、子どもはどちらの親からも愛されていると感じて、元気に生きていくことができます。面会交流は、親のためだけではなく子どもための権利でもあります。自分は相手と会いたくなくても、相手は子どものたった1人の父親(母親)なのだということを忘れず、大人になって面会交流を認めてあげましょう。

相手が病気の場合は?

離婚するかどうか迷うケースとして、相手が病気のパターンがあります。たとえばうつ病や統合失調症などの精神的な病であることもありますし、介護が必要な身体的な病であることもあります。このようなケースでは、病気でない方の当事者の負担は大変重くなります。たとえば「回復しがたい精神病」は、法律上の離婚原因にもなっています。

ただ、実際に離婚するかどうかについては、慎重な判断が必要です。簡単に離婚してしまったら「見捨ててしまった」と感じて将来自分を責めてしまうかもしれませんが、無理矢理我慢していても、耐えられなくなってしまうことがあります。

相手が病気の場合には、バランスをとって自分も元気に過ごしていけるのであれば、離婚をする必要がありませんが、どうしても耐えられないケースでは、離婚を考えるのも1つの選択肢です。離婚後後悔したり、後ろ向きになったりすることの多いパターンなので、医師や親族、カウンセラーや弁護士などいろいろな人に相談をしながら、自分にとって最善の選択をしましょう。

周囲の意見について

離婚するかどうか迷ったときには、周囲の意見が気になることが多いです。たとえば親や兄弟姉妹、友人、知り合いや離婚カウンセラーなどに相談することもあるでしょう。確かに、周囲の人の意見は役に立つことも多いですが、反対に、障害になることも多いので注意が必要です。離婚の話に親が介入してきて、余計にトラブルが大きくなってしまうこともよくあります。

そもそも、夫婦の問題はその夫婦にしかわからないことがたくさんあります。相手のモラハラ行為を親に説明してもわかってもらえないこともありますし、友人に相談したら、「いい旦那さんなのに何で離婚したいの?」「子どもために我慢したら?」などといわれることもあります。反対に、「早く離婚した方が良い」などと無責任に言ってくる人もいます。

そこで、離婚を考える場合、周囲の人の意見には振り回されすぎないことが大切です。そもそも信頼できる人に相談をすることが大切です。興味本位だけの友人などに不快話をしすぎると、後々トラブルになって友人関係にもヒビが入ってしまうこともあるので注意が必要です。離婚問題に詳しい弁護士などに相談をして、冷静な意見を出してもらいましょう。

また、周囲に相談したとき、その意見に対しても、盲信するのではなく必ず自分の中でかみ砕いてから実際にどうするのかを決めることが大切です。たとえば親に離婚の相談をしたときには、親は自分の価値観で感想を言ってきます。ただ、親とは生きている時代も考え方も立場も違うので、そのまま受け入れることには問題があります。

離婚の相談をするときには、周囲の意見に流されすぎないように注意すると、メリットのある離婚を実現しやすくなります。

必要に応じて弁護士を利用する

離婚で大きなメリットを得るためには、弁護士を利用することも非常に役立ちます。相手と協議離婚の交渉をしようとしても、うまくすすまないことはよくあります。相手が離婚に応じてくれないこともありますし、離婚の条件について合意できないこともあります。離婚調停が必要になったり、離婚訴訟が必要になったりすることもあります。

このようなとき、自分一人で手続きを進めていても、有利にすすめることはできません。自分で話合いをすると、本来請求できる財産分与や慰謝料を請求できず、損になってしまうこともあります。また、そもそも離婚していいかどうか迷っているときにも、経験豊富な弁護士にアドバイスをもらうことによって、気持ちが固まることも多いです。

そこで、離婚するときには、弁護士を上手に活用することができると成功しやすいです。弁護士費用がかかっても、それを上回るメリットが得られることが多いです。

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離婚届

以上のように、離婚するときにはメリットとデメリットについてしっかり考えることが大切です。離婚をすると、精神的に楽になりますし、自分の自由な時間やお金ができます。

それまで体調を崩していた人が元気になることもありますし、新たな人生が開けることもあります。しかし反面、離婚したということが心の重しになって家に閉じこもるようになる人もいますし、子どもから片親を奪ってしまうこともあります。周囲に噂が広まって偏見を持たれることも多いです。

離婚をするときになるべくデメリットを減らしてメリットを多く受けるためには、まずは離婚すべきかどうかしっかり検討することが大切です。そして、必要な資料や証拠を集めて離婚の準備を綿密にすすめること、さらには離婚問題に強い弁護士に相談することが役に立ちます。

弁護士に相談するときには、離婚問題に強い弁護士を選ぶことが大切です。弁護士にもいろいろな専門分野がありますが、離婚に力を入れていない弁護士に離婚の相談をしても、話をしっかり聞いてくれませんし、何となくぞんざいな扱いを受けてしまうこともあるからです。

離婚問題に強い弁護士を探したいときには、インターネット上のホームページを検索してみる方法がおすすめです。ホームページ上には、各弁護士事務所の特徴が顕れているので、離婚についての既述が多い弁護士事務所などを探すと、離婚に強い弁護士を選ぶことができます。

離婚は人生の一大事なので、後悔のない離婚をしたいなら、まずは一度、弁護士に相談してみることをおすすめします。

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