離婚調停の進み方~離婚調停で必ず聞かれる【5つの質問】

調停質問

離婚調停に臨むにあたって、調停委員からの質問にしっかりと答えられるよう、準備をしておく必要があります。最初の調停日に聞かれる質問は、ほぼ決まっていて、そのときの回答をもとに個別の内容を聞かれることになります。自宅で事前に練習しておくと良いでしょう。

最初の調停で聞かれる典型的な質問

【Q1】「2人の出会いや、結婚した経緯は?」

“別れることを説明するためのなれそめ”なので、楽しかった日々を長々と語る必要はありません。出会いのきっかけや結婚までの経緯を、あくまでも離婚の話へとつなげるプロローグとして話しましょう。

【Q2】「なぜ離婚を決意したのですか?」

調停の話し合いの根幹となる部分です。離婚を決意するに至る道筋を話し、「本当は離婚せずに頑張ろうと思っていたけれど、どうしてもできなかった」という気持ちが伝わるように語りましょう。離婚に至る道筋が走馬灯のように脳裏にイメージできるように、わかりやすく話すことが大切です。

ただし、感情がこもり過ぎて滔々と話し続けてしまうのはNG。あくまでも調停に必要なことを、端的に話す姿勢が求められます。

【Q3】「夫婦関係が修復できる可能性はありますか?」

離婚するほどの一大事に見舞われながらも、二人の関係をなんとか修復しようと努力したということが、調停委員に伝わるように話しましょう。たとえ不貞やDVなどの事実があったとしても、「だからすぐに離婚を決めた」というのでは、説得力がありません。“夫婦関係を修復するようにここまで努力したけれど、やはり駄目だった”という努力の軌跡が、調停委員の心を動かします。

【Q4】「現在の夫婦生活の状況は?」

いまの夫婦生活の現状を、ありのままに伝えましょう。恥ずかしいからといって取り繕ったり、ごまかしたりしないことが大切です。調停委員は、調停が終わればもう会う必要もない相手です。調停委員自身も、修羅場の話は毎日のように聞いているので、「こんなことを言ったら驚くかもしれない」と思うようなことを言われても、ビクともしません。言いづらいような内容もあるかもしれませんが、調停で勝ち抜くためにも、オープンにすることが大切です。

【Q5】「財産分与・親権・養育費・慰謝料などに対する考えは?」

財産分与をどうするか、親権は誰がとるか、養育費や慰謝料はいくら欲しいか、婚姻費用はいくら必要かといった内容は、離婚調停のメインテーマともいえる部分です。自分の意思をはっきりと示し、「養育費は月に6万円欲しい」「自分が親権をとって子どもを育てたい」といったように、具体的に伝えましょう。

調停を有利に進めるために、リハーサルをしましょう!

離婚調停の進み方

本番さながらの事前練習で、調停を成功に導く

調停を有利に進めるためには、一連の流れを自宅で予習することがとても大切です。「経験があるから大丈夫」という人は別ですが、ほとんどの人が調停は初めての経験でしょう。コンサートや演劇にもリハーサルがあるように、調停も事前に練習することで、落ち着いて調停に臨むことができます。

もし担当の弁護士が親身になってくれるタイプの人なら、弁護士を相手に練習できればベストです。それが無理なら、親族や気心の知れた友人に相手を頼み、本番さながらに何度かやってみましょう。これをやっておくだけでも、裁判所に行ったときに緊張がかなり和らぎます。

相手がどんな風に出てくるかも予測をする

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という諺がありますが、離婚調停の場合もまさにそれです!「もしかしたら自分がこう言うと、相手はこう出てくるかもしれない。そうしたら、こう言おう」というような予測をいくつか立て、弁護士と共に対処法を考えることが大切です。

調停委員と話すときには、こんなことに気を付けて

離婚調停は、調停委員の采配によってすべてが進みます。そのため、調停委員に自分がどのような印象を与えるかは、調停の結果を大いに左右します。下記のことに気を付けて、気持ちを引き締めて調停に臨みましょう!

自分の意見が正しいことを、相手によくわかるように伝える

調停委員は、自分と離婚相手の双方に対して、個別に話をします。そのときにどちらの話をより正しいと思うかで、調停の結果はほぼ決まると言ってもいいでしょう。離婚問題は、刑事事件のように白黒がはっきりしていないので、調停委員が「こちらが白」と思えば白ですし、「黒」と思えば黒になってしまうのです。

自分に正当性があることを伝える際に、調停委員から「共感」が得られるように話すことが重要です。たとえば、「いまこのような理由で離婚ができないでいるが、自分も相手もまだ30代なので、いまなら二人とも新しいパートナーと出会って幸せになれるかもしれない」というような内容を、しみじみと伝えたとしましょう。調停委員がこれに共感してくれれば、相手との話し合いの場で「君もまだ若いから、いま離婚することで新しいパートナーと出会うチャンスもでき、かえっていい人生が拓けてくるのではないか」というような説得をしてくれる場合があります。

このように、自分だけでなく“相手にとってもプラスになる”という言い方が、調停委員を説得するコツです。

「何のために話しているのか」を明確にして話す

友達同士で話すときには、いつの間にか話の趣旨がすり代わってしまったとしても、愛嬌といえるかもしれません。しかし、法律の場では“話の目的を明確にする”ことが非常に重要です。たとえば、「なぜ自分が親権者であるべきなのか」「なぜ離婚したいのか」といった話の目的があり、そのための内容以外は一切話す必要はありません。

特に女性は、話が思わず脱線してしまうことがありますが、調停の席ではそれが調停委員を苛立たせる原因になることもあります。調停委員に聞かれたことに対してのみ答えることを、徹底しましょう。

心をこめて誠実に伝える

調停委員に離婚理由を聞かれて、「あの人が暴力を振るうから、しかたなかったんです。本当にひどい人」などと愚痴をこぼすような言い方は、逆効果になってしまいます。そうではなく、自分も相手も両方とも幸せになるために、離婚をすることが一番の方法であることを、心を込めて誠実に伝えることが大切です。

調停委員に限らず、誠実に物事を伝える人を応援しようと思うのは、誰もが同じです。愚痴以前に、信憑性がないような話をする場合には、言わずもがなでしょう。けっして嘘をつかず、真摯な気持ちで調停に臨みましょう。

“絶対に諦めない”という強さを見せることも必要

調停委員には「話をまとめる」という使命があるため、ある意味ずるがしこさがあるのも事実です。たとえば夫と妻の両方と話し合った後、「もうひと押しすれば、妻の方が先に折れるかもしれない」と思えば、そちらに説得にかかるということもあるのです。

その予防線を張るためにも、“この人は絶対に自分の主張を曲げそうにもない”という雰囲気を漂わせることも必要です。もちろんそのような態度が一切なく、誠を尽くしてくれる調停委員もいますが、どんな人に当たるかはわかりません。けっして隙を作らず、敢然とした態度で臨みましょう。

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