離婚したいと思ったら、離婚前に必ず知っておきたい法的手続と離婚トラブルの解決法

離婚したいと泣いている妻

離婚をしたいときには、具体的にどのような手続が必要なのか。まずは「離婚の流れ」を確認しましょう。もちろん、離婚届にサインと判を押し役所に提出さえすれば、今すぐにでも離婚はできます。

しかし、相手が離婚を承諾しない場合や、慰謝料、財産分与、親権、養育費などの問題で、協議離婚が成立しなかった場合には、より複雑な手続が必要となります。

本記事では「離婚したい」全ての人が知っておきたい、離婚おける法的手続と「離婚トラブル」の解決法についてご紹介します。

離婚したい理由を整理しよう

まずは、離婚したい理由について内容を整理しましょう。離婚したい理由がまとまれば、何をすべきか、どのような話合いをすれば良いのか「取るべき行動」が見える化できます。

STEP① 離婚したい理由を整理する

  • なぜ、夫(または妻)と離婚をしたいのか?
  • 離婚をしたら、どのようなメリットがあるのか。
  • いつ離婚したいと思い始めたのか(きっかけは?)
  • 相手も離婚したいと思っているのか、相手の気持ちは
  • 子どもはどう思っているのか、分かれた方が幸せなのか

他人のことは良く理解できても、自分の気持ちというのは、案外「自分が一番分かっていない」のかもしれません。このため、離婚したい理由を箇条書きにまとめていくと、今後「どのような行動が必要なのか」スッキリとした状態で理解できます。

紙に書くのは面倒かもしれませんが、スマートフォンやパソコン、携帯電話のメモ機能を使っても構いません。気が付いたタイミングで、自分の気持ちを書き出すようにすれば、「普段思っていること、感じていること」の全体像が見えてきます。

これら「気持ち」の部分が理解できたら、次に「行動内容」をメモにまとめていきましょう。

STEP② 離婚後に必要な行動は?

  • 離婚をしたら生活費をどのように工面するか。
  • 離婚後、どこに住むのか
  • 子どもの親権、子どもの養育費は誰が負担するのか

離婚をした後、生活費をどのように工面するのか。女性の方にとっては、何より大切なことです。夫婦共働きで暮らしてきた人は、収入が一気に減るのですから、気が気でないでしょう。

男性の場合も同じです。お子さんがおられる場合、離婚後の生活費は、自分一人ではなく養育費も支払う必要があります。また、慰謝料を請求されている方の場合、自分の生活費+元配偶者の家族が必要なお金を送金する必要があり、これまで以上に出費が増える可能性があります。

そして、離婚後どこに住むのか「住まいの問題」も解消する必要があります。今住んでいる場所を出て行く人は、新たな住まいを借りる(または購入する)のに、大きな資金が必要になるでしょう。

このほかにも、引越代金、家具や日用品(生活必需品)の購入費用なども、別途必要になるので想定以上に「お金が必要」になります。

離婚したい理由ランキング

妻と夫では「離婚をしたい理由」が大きく異なります。男女は永遠に「お互いを理解できない」という言葉は本当なのかもしれません。ここで離婚理由として最も多い答えを1位〜5位まで「妻と夫」別に見てみましょう。

離婚したい理由ランキング(妻編)

妻が「夫と離婚したい理由」は次の通りです。

離婚したい理由ランキング1位〜5位(妻編)
  1. 会話が無い、話が弾まない
  2. 夫が浮気・不倫をしている
  3. ケンカが絶えない、言い争いをしてしまう
  4. 性生活の不一致(夜の生活がない)
  5. 夫の借金、ギャンブルなど

妻は、夫との会話を楽しみたいのでしょう。しかし夫は日中の仕事で、夜にはクタクタになって(疲れて)帰ってきます。結果、会話が弾まないというのは仕方が無いことですが、女性にとっては許せないことの様です。

なお、夫が浮気・不倫をしているという問題(不貞行為)については、弁解の余地はありません。不倫や浮気は婚姻関係を破綻させる原因であり、裁判所も離婚原因として認めています。

3位の喧嘩が絶えない、言い争いをしてしまうと言うのは「性格の不一致」に含まれるでしょう(男性のランキングでは1位)。

4位の性生活の不一致、これも離婚理由として認められる項目です。5位の借金については、婚姻を継続しがたい理由(婚姻関係を破綻させた)であり、離婚原因とすることが可能です。

離婚したい理由ランキング(夫編)

続いて、夫が「妻と離婚をしたい」と感じた理由を1位〜5位まで見てみましょう。

離婚したい理由ランキング1位〜5位(夫編)
  1. 性格の不一致
  2. 家のなかに居場所がない、安らげない
  3. 妻の情緒不安定(キレる、怒りっぽい)
  4. 妻のモラルハラスメント
  5. ケンカが多く、子どもにとって「婚姻関係の継続が」良いと思えないから

男性の「離婚をしたい理由」で、最も多いのは「性格の不一致」でした。夫と妻、男性と女性で性格が一致することは「99.9%」あり得ないことです。実際に同性でも同じ性格をした人や、趣味の合う仲間を見つけるのは難しいことです。このため「性格の一致」を夫婦の間に求めるのは(何かと)無理があります。

2位の「家の中に居場所が無い」というのは、妻や子どもが夫のことを良く思っていない状態や、子どもが反抗期で、母親も常にイライラしているという場合に多く見られます。

3位以降は、妻が怒りっぽい、モラハラをする、喧嘩が絶えないなど。何かと「血の気が多い」印象を持ちます。家の中が殺伐としていたら、安らぎを感じることはできませんよね。実際、妻と夫では、ここまで「離婚したい理由」が違うのですから、お互いを理解しようとするのには無理があります。

夫婦関係を改善するためのヒントとして、妻はいつまでも「女性」でいたいと考えます。また男性は、常に頼られる存在でありたい(家族から尊敬されたい)と願っているものです。このヒントを本当の意味で理解できれば、ランキングにあった「離婚したい状況」は生まれないのですが…夫婦がお互いを理解するのは、なかなか難易度が高い様です。

離婚成立までの流れ

離婚届けにサインする男性

「離婚したい」アナタに知っておいて欲しい『離婚成立までの流れ』を説明します。

  1. 離婚の話し合い
    ⇒ まとまれば離婚成立(協議離婚)
    ⇒ 決裂した場合は調停の実施
  2. 離婚調停
    ⇒ 成立したら「調停離婚」となる
    ⇒ 決裂した場合は裁判の実施
  3. 離婚裁判
    ⇒ 成立したら「裁判離婚」となる
    ⇒ 決裂した場合は夫婦関係を継続させる

まずは協議離婚(きょうぎりこん)からスタートします。その後、離婚の話合いがまとまらない、調停での話合いが決裂した場合には、離婚調停から裁判調停へと移ります。

どの方法でも「不成立」となった場合には、夫婦関係を継続させる必要があります。しかし、一旦争った相手と復縁できるのでしょうか。裁判で負けた場合には、夫婦関係の継続が強いられるとは何とも不可解なことです。

国内離婚者の大半は、協議離婚をしていた

基本的には、話し合いで離婚について交渉をします。これを協議離婚と言い、国内で離婚をする夫婦のほぼすべてが「協議離婚」で婚姻関係にピリオドを打っています。

また協議離婚で話合いがまとまらない場合は、家庭裁判所にて「離婚調停」を行いますが、ここでも話し合いが決裂した場合は「裁判離婚」と言い、家庭裁判所にて裁判が行われます。

離婚にかかる費用

離婚にかかる費用には、協議離婚であれば0円ですが、婚姻費用(婚姻中の生活費)、離婚後の慰謝料や養育費があります。

また弁護士に依頼し、離婚手続を進めてもらう場合には、相談料や着手金、報酬などを支払う必要があります。弁護士費用の目安については、以下の記事をチェックしてください。

夫の浮気が原因で離婚したい人

喧嘩している夫婦と泣いている子ども

夫の浮気が原因で離婚したい人は、相手に対し慰謝料を請求しましょう。本記事の冒頭で紹介した「妻が離婚をしたい理由ランキング」2位に夫の不倫・浮気が上がっていました。

実際にモテる男性ほど、浮気や不倫をする危険は大きくなります。相手が不貞行為に及んだ場合には、必ず「精神的苦痛を受けた」ことに対し、慰謝料を請求してください。

慰謝料をもらわず離婚をする人がいますが、女性の場合少しでも「生活費の足し」になることをする必要があります。また夫の不倫や浮気で慰謝料を請求したい方は、下の記事を頼りに「慰謝料」を請求してみてください。

(慰謝料の)請求手続きが難しいという方は、離婚弁護士に一任しましょう。離婚弁護士の力を借りれば、有利な状況で慰謝料が獲得でき、場合によっては「相場よりも多くの慰謝料」が獲得できる可能性があります。

妻の浮気が原因で離婚したい人

妻の浮気や不倫が原因で「離婚したい人」も少なくありません。特にいつまでも若々しい女性や、魅力ある妻であれば、他の異性をも魅了することでしょう。

しかし、夫にとっては当然ながら、妻の浮気は許せないことでしょう。ましてや「不貞行為の事実」が見つかった日には、今すぐにでも離婚したいと思うはずです。

夫の側も我慢をする必要はありません。妻の浮気で受けた精神的苦痛があれば、損害賠償として「慰謝料請求」してください。

離婚したいが子どものことが気になる方

お子さんのことが気がかりで、なかなか離婚に踏みきれないという方。子どもが大きくなるまでは、我慢をして一緒に暮らそうと、別居や離婚を諦めている方。これらの方々は、お子さんの「本当の気持ち」を察しているのでしょうか…?

子どもの気持ちは非常に繊細で(たとえ無言であっても)父や母が憎しみ合っている様子や喧嘩の雰囲気、イライラした状況をきちんと理解しています。

いつも夫婦喧嘩が絶えない…。このような状態で子どもを育てても、良いことは無く、むしろマイナス要素しかありません。お子さんを理由に離婚をしないというのは、結果お子さんの心を傷つける可能性もあります。

お金や親権、教育、養育費、住まいの問題だけで、離婚を踏みとどまっている方は、親子にとって、何が一番良いのか。親子で「落ち着いて生活できる」環境はどこにあるのか。冷静に考え直してみてください。

離婚前に別居をするメリット

離婚が成立する前に、別居をするのには「メリット」があります。例えば、別居期間が長ければ、婚姻関係が破綻している証拠となり「離婚理由」として認められやすくなります。

もちろん、別居だけで「離婚原因」とするのは無理があるため、5年を目安として長期間の別居が必要です。また別居の事実以外にも「婚姻を継続しがたい理由」を申し立てる必要があります。

とはいえ、特別な理由が見つからず、離婚に踏みきれなかった夫婦にとっては、別居が離婚の第一歩と言えるでしょう。

離婚できない、離婚の話し合いが決裂したときには離婚弁護士に相談しよう

離婚問題に強い弁護士

離婚をしたいのに、相手が受け入れてくれない、離婚交渉がまとまらない…。そんな時には、離婚弁護士に相談し「離婚問題」の早期解決を目指しましょう!

離婚弁護士に相談すれば、有利な条件で婚姻費用の請求、慰謝料、養育費、親権などの項目を納得できる条件になるよう交渉してくれます。

また離婚理由(性格の不一致、浮気や不倫、借金・財産分与)についても、法的観点から適格なアドバイスを与えてくれます。悩みが深刻化する前に、ぜひ信頼できる弁護士さんに相談しましょう。

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