シングルマザーの悩みはひとりで我慢せずに、支援団体に相談を!

悩む女性

離婚の前後は、今まで経験したことがないほど辛い悩みをかかえることが、少なくありません。経済的な問題や、子どものことなど、自分だけでは解決できない問題もあるでしょう。そんなときは、不安な気持ちをひとりで抱え込まずに、自治体や支援団体に相談することをお勧めします。

注目!

離婚後でも慰謝料や養育費の請求は可能です

すでに離婚してしまったけれど生活に不安がある。急いで離婚してしまったけれどあとから慰謝料を取っておけばよかったと思った。請求できる場合がありますので弁護士にご相談ください。

先輩シングルマザーに相談できる「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」

シングルマザーが子どもと一緒にイキイキと楽しく生きられるように、ママを勇気づけ、社会で活躍できるよう支援を行っているのが「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」です

「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」は、これまで30年以上に渡り活動を行っているシングルマザー支援では国内最大級の団体です。東京を中心に北海道・岩手・福島・関西・出雲・松山・福岡・沖縄に姉妹団体があり、総勢5,000人以上の会員と賛助会員がいます。会員は離婚のシングルマザーや非婚・未婚のシングルマザー、死別のシングルマザー、そしてシングルファーザーなど。

シングルマザーのための相談会「ママカフェ・ほっとサロン」を開催し、会員同士の交流の輪を広げる活動も行っています。四ツ谷・世田谷の協力団体で開催する他、現在はネットでつながるオンラインママカフェも実施。先輩シングルマザーの経験を聞いたり、悩みを聞いてもらったりすることで、離婚後に必要ないろいろな情報が得られ、精神的にもとても楽になるでしょう。

サイトURL しんぐるまざあず・ふぉーらむ
http://www.single-mama.com/

シングルママパパの仲間ができる「リトルワンズ」

離婚に関する悩みは、同じ痛みを持つ仲間と話し合うことによって、解決できることもあります。
「NPO法人リトルワンズ」では、シングルママ(パパ)同士が交流し、イキイキと生活できるように、さまざまなイベントや情報提供を行っています。

たとえばイベントとしては、1泊2日のさくらんぼ狩りや、貸し切りバスで行く潮干狩り、親子で楽しめるお花見、釣り&植林体験、夏のバーベキュー、親子呑み会、クリスマス会など盛りだくさん。ひとり親家庭になると、こうした自然と触れ合うイベントには参加しづらくなるので、手頃な価格で参加できるイベントがあるのは本当にうれしいですね。

また、シングルママ向けのお仕事情報や、お部屋探し情報、無料ライフプラン相談、シングルママ限定の指輪買取り10%アップ、フリーマーケット参加のお誘いなど、離婚後の生活に役立つ情報やイベントもあり、まさに至れり尽くせり。つい暗くなってしまいがちなシングルママパパライフも、こうした支援団体を利用することで、何倍にも楽しくなるでしょう!

サイトURL リトルワンズ
http://www.npolittleones.com/

離婚・再婚家庭の子どもを支援する「アンファン」

離婚をしてひとり親家庭になると、ひとりで家庭を切り盛りする母親(父親)は精神的にも経済的にも非常に厳しい状況に置かれるため、その子どももまた辛い思いを味わうことが数多くあります。

また、離婚率の上昇と共に、子どもを連れて再婚するケースも年々増えています。再婚すること自体はとても素晴らしいことですが、それによって子どもが新しい親と馴染めずに、悩みをかかえている場合も少なくありません。

そんな離婚・再婚家庭の子どもたちのサポートを行っているのが「アンファン」です。アンファンは、離婚・再婚家庭の子どものメンタルケアを中心に、家庭教師の派遣や離婚後の親子の面会仲介・離婚家庭の子どもたちの合宿などを行っています。

アンファンは、すでに親の離婚を経験した千人以上の子どもと、1万人以上の父母からの相談を受けた実績を持っています。援助の期限はなく、子どもの年齢制限もありません。実際に親の離婚に悩んだ経験を持つサポーターもいるので、安心して相談できるでしょう。

サイトURL アンファン
http://menkai-sodan.com/

養育費の問題をサポートする「養育費相談支援センター」

「元夫が約束した養育費を払ってくれない」といった養育費の問題をかかえている場合は、厚生労働省の委託事業である「養育費相談支援センター」に相談することができます。電話相談とメール相談があるので、まずは連絡を入れてみると良いでしょう。

電話相談 ・平日(水曜日を除く):午前10時~午後 8時
・水曜日:午後 0時~午後10時
・土曜日・祝日:午前10時~午後 6時
電話番号 03-3980-4108
0120-965-419
メール相談 info@youikuhi.or.jp(相談員が数日中に回答を送信)

また、各地方自治体の「母子家庭等就業・自立支援センター」にも、養育費などに関する相談員が配置されています。同センターでは養育費だけでなく、自立のための就業相談など、生活安定に向けてのさまざまな支援を行っています。詳しくは自治体のホームページをご覧ください。

電話で離婚の悩みを相談できる

離婚に関する悩み相談の窓口を設け、無料の電話相談を行っている民間団体もあります。ただし、カウンセラーによって対応がまちまちなので、相性が合わないと思ったときは、丁重にお礼を言って相談を辞退しましょう。

「親身になってアドバイスをしてくれる人に相談したい」という場合は、離婚の専門資格を持つ離婚カウンセラーに相談する方法もあります(有料)。ただし法律的な相談はできないので、法律がからむ問題の場合には、弁護士に相談した方が良いでしょう。

【公益社団法人家庭問題情報センター】 離婚・子育てに関する無料相談

元家庭裁判所調査官などの相談員が、離婚や子育てなどの問題に関して無料電話相談を行っています。ひとりで悩まずに相談することで、よい解決策が見つけられるかもしれません。電話相談のほかに、対面相談(有料)も行っています。料金は1時間5,000円(予約制)。栃木・千葉・東京・大阪・名古屋・広島・福岡に相談室があります。

電話番号 03-3971-8553(月・水・金 13時~16時)

【NPO法人よつば】 浮気・不倫に関する無料相談

離婚・不倫・浮気などの無料電話相談を受け付けています。各分野の専門カウンセラーが、これまでの経験や知識を活かしてアドバイス。解決策だけではなく、メンタルのケアも行っています。

電話番号 050-5877-9343(10時~18時・年中無休)

インターネットの掲示板でもアドバイスが得られる

【ウィメンズパーク】 シングルマザー同士で情報交換

ベネッセが運営する日本最大級の口コミサイト「ウイメンズパーク」の中にある「シングルマザーの部屋」では、悩み相談やママ友募集、つぶやきなど、シングルマザー同士の情報交換が活発に行われています。もちろん利用は無料。離婚経験者だからこそわかり合えることを、コメントで共有したり、先輩シングルマザーからアドバイスがあったり。ネット上のお付き合いなので、忙しい人でも気軽に参加できます。

サイトURL ウィメンズパーク
http://women.benesse.ne.jp/

支援団体と関わることで、未来に希望が見えてくる

このように、離婚後のシングルライフを応援してくれる支援団体は、数多くあります。こうした団体と積極的に関わることは、離婚をけっして後ろ向きに考えず、ひとつの生き方として前向きに受け止めるために大いに役立つでしょう。

離婚の前後は経済的にも精神的にも辛い状態が続くため、「もしかしたらずっとこのまま、ワーキングプアとして生きていくのだろうか?」と思ってしまいがちです。でも、現実はけっしてそんな人ばかりではありません。しっかりと収入が得られる仕事を持って子育てをする人や、子どもと明るく楽しい家庭を築いている人も、大勢いるのです。

でも、マスコミでは「離婚をして子どもを育てる女性の多くが、ワーキングプアになっている」というような、マイナスの話題しか流しません。マイナスの情報に浸っているうちは、出口のないトンネルにいるような状態でしょう。一番大切なのは、離婚の辛さに浸ることではなく、「これから自分らしく生きていくためには、いったいどうすれば良いのだろう?」と前向きに考えることです。支援団体とつながることで“離婚成功者”と触れ合い、未来の希望を見出すことは、これからの人生にとってとても有益なことと言えるでしょう。

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