離婚を女性弁護士に相談するメリットと選び方。男性弁護士との違いも解説

相談者と握手する女性弁護士
夫との離婚を真剣に考えはじめた女性の中には、弁護士に相談したい、できれば女性の弁護士がいいという方も少なくありません。実際のところ、女性弁護士への離婚相談には男性弁護士への相談では得られない、同性ならではのメリットも存在します。

今回は、離婚で女性弁護士に相談したい方に向けて、女性弁護士に離婚問題を相談するメリット、男性弁護士との違いや女性弁護士の選び方のポイントなどを解説していきます。

これから離婚を進めていくにあたり、女性弁護士を検討している方はぜひ参考にしてください。

離婚で弁護士をお探しの女性のみなさまへ

弁護士に相談する前に、一時の感情に任せて離婚を切り出すことは絶対に避けましょう。

夫婦喧嘩中の勢いで夫に離婚を切り出してしまうと、

  • かえって話がこじれて離婚協議が難航する
  • 互いへの疑念の中でお金や子どものことも冷静に話し合えなくなる

など、実際に離婚を進める中で大きな不利益を被るおそれがあります。

離婚問題について弁護士への依頼を視野に入れている場合、離婚を切り出すタイミングは慎重に定めていく必要があります。

離婚成功には「離婚を切り出す前の準備」が重要に

離婚成功のためには、離婚を切り出す前の「準備」が非常に重要です。
準備を十分にしたうえで離婚を切り出すことにより、適正な待遇での離婚を進めやすくなります。

弁護士は離婚を考える女性と伴走するパートナー

弁護士は、離婚準備から離婚の完了までを手伝ってくれる心強いパートナーです。信頼できる弁護士に依頼することが、納得のいく離婚への近道と言えます。

  • 住居の問題
  • 収入の確保
  • 子どもの親権
  • 慰謝料や養育費、婚姻費用の請求
  • 離婚後を見据えたワークライフバランスの確保・生活設計

その他にも、離婚する上で解決すべき問題は多数あります。
離婚に際して女性が直面するさまざまな問題を正しく理解し、適正な条件での離婚成立へと導いてくれる弁護士を探すことが重要です。

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当サイトを見ても疑問が解決しない、状況が異なるので判断が難しいと感じたら弁護士に相談することをおすすめします。
初回相談無料の弁護士も数多く掲載しておりますし、どの弁護士もいきなり料金が発生するということはありません。まずはお気軽にご相談ください。

離婚したい女性が女性弁護士に相談するメリット

女性弁護士
配偶者と離婚したい女性が、同性である女性弁護士に相談するメリットは4つあります。

親身なカウンセリングを受けられる

同性である女性弁護士への相談では、丁寧かつ親身になってカウンセリングを行ってくれます。

一般的に、男性よりも女性の方が共感力は高く、細やかな言葉かけや気遣いが得意です。同性だからこそ話しやすい話題も出てくるでしょう。

冷静な数字や離婚に対しての段取りの話し合いだけではなく、精神面での手厚いサポートを受けたいのであれば女性弁護士がおすすめです。

女性の立場を理解した弁護活動が期待できる

女性弁護士に離婚問題を依頼することで、同じ女性同士、相談者の立場を理解した上でのサポートが期待できます。

たとえば、

  • 離婚後にシングルマザーとして一人で子供を育てていく苦労
  • 日々の子供のケアや家事などに追われる状況
  • 自分の時間を確保できない不自由さ
  • 多忙の中での体調に関する不安

など、子どもを持つ母親・女性だからこそのしかかる負担は多く存在します。
こうした女性が生きることの重さや負担感は、言葉で説明してもなかなか男性には理解しづらいケースが少なくありません。

女性弁護士に依頼する方が、女性が抱える困難さに配慮した上で弁護活動を進めてもらえます。
弁護士による気配りの有無は、子どもの送迎をふまえたスケジューリング設定から離婚後の生活を想定した提案・交渉まで、細やかなところから実務的なものまで全体的に影響します。

夫側との離婚交渉・手続きをすべて任せられる

離婚を考えるほど夫婦関係について思い詰めている状態で、妻が夫との離婚協議を冷静に進めていくのは決して簡単なことではありません。

離婚の条件交渉や手続きから弁護士に依頼すれば、夫側とのやりとりを含め、離婚に関してストレスになる対応すべてを一貫して弁護士に任せることができます。

特に女性弁護士であれば、離婚条件の希望の聞き取りなど、細やかに女性の気持ちに寄り添って対応してもらえます。弁護士としての経験と、女性の日常生活に対する理解・共感力も活かして、相談者本人だけではイメージしきれない離婚後の生活に不利益が出ないよう、配慮した提案も期待できるでしょう。

弁護士なら離婚調停・審判離婚・離婚裁判にも対応可能

また、交渉や手続きだけではなく、弁護士は離婚調停や審判離婚、離婚裁判まで離婚に関してのトータルサポートが可能です。

離婚の話し合いが難航し、裁判離婚まで発展すると、弁護士との関わりも長期になります。そんな時、同性でコミュニケーションの取りやすい女性弁護士を雇っておくと、スムーズに話を進めやすいでしょう。

離婚後の生活設計も男性より共有しやすい

離婚前の準備として、離婚後の生活をどうしていくかプランの設定は非常に重要です。女性弁護士の方が、男性に相談した場合よりも離婚後の女性に起こり得る日常的な困りごとや不安感に対して、同じ女性目線で理解してもらえる可能性は高いです。

弁護士には、婚姻費用請求や養育費、財産分与などの試算を含め、具体的な生活設計を相談できます。離婚時にいくらもらえる可能性があるのか、その上で生活費としてどのくらい用意していく必要があるのかなど、不安なことはしっかりと相談して進めましょう。

女性弁護士と男性弁護士の違い

弁護士
実際に弁護士に依頼する際、女性弁護士と男性弁護士で性差として現れるのはどういった部分なのか、男女での違いを見ていきましょう。

弁護士が果たす役割に性別での違いはなし

弁護士が担う役割そのものは、女性や男性といった性別での違いはありません。
基本的には男女どちらの性別であっても、同じように離婚問題の解決に対応することが可能です。

男性弁護士に依頼した方がいいケース

それでは女性の離婚問題を、わざわざ男性弁護士に依頼したほうが良いケースもあるのでしょうか。
例として2つのケースを上げてみましょう

自分が感情的になりすぎてしまうケース

自分自身が感情的になりすぎてしまい、冷静に物事を判断するのが難しい場合、あえて女性ではなく男性弁護士に相談することで、現実的な対応を定めやすくなるケースはあり得ます。

弁護士も人間なので、あまりに感情的な相談者の場合、その勢いに引っ張られてしまうことはあります。
女性ならではの事情や気持ちも理解できてしまう気の優しい女性弁護士だと、相談者と話し合ううちに相手方に対する要求がエスカレートしてしまい、冷静な問題解決が進められないなくなるケースもあり得ます。

一般的に男性は女性に比べ共感力が低いと言われており、裏を返せば、相談者女性に対して弁護士が男性の場合、相談者との気持ちで引っ張られづらい。冷静かつ客観的な対応が期待できる可能性もあるでしょう。

離婚以外の懸案も多岐に渡るケース

離婚にともない離婚以外の解決すべき問題が多々あるケースでは、一つ一つの対応をそれぞれ冷静に対処できる男性弁護士がおすすめです。

たとえば、夫婦で会社や店舗を営んでいた方であれば事業整理や事業資産の分配、今後の営業上の取り決めなどは必要になりますし、共同名義で住宅ローンを組んでいれば離婚後のローン返済について協議する必要も出ます。

離婚問題は、単に男性と女性の別離だけを意味するものでありません。離婚にともない、それまで家計を支えてきた仕事や資産・財産など、家族で保有していた多くのものを再整理することになります。離婚によって夫婦関係以外にも解決しなければならない問題が別にある場合、優先順位をつけた冷静な対処が期待できる男性弁護士の方が向いてくるケースもあるでしょう。

性別以上に重要な「相談しやすさ」

男女の性別にこだわりすぎてしまうと見落としがちですが、弁護士に依頼する際は、性別問わず、純粋な人と関わる力、相談しやすい弁護士であることが最も重要です。

離婚相談には、離婚に至るまでの経緯や現状に対する相談者自身の考え方、今後の生活に関する希望など、様々な内容を話していくことになります。状況が深刻であれば深刻であるほど、弁護士と接する期間も長期化します。

自分の離婚問題をスムーズに問題解決していくうえでは、相談しやすい弁護士探しは、十分な成果を獲得する上でも必須な要素になるのです。

夫婦間のデリケートなプライベートに触れることも

たとえば弁護士との離婚相談の場では、セックスレスや夫婦喧嘩の経緯、自分と相手の価値観の違いなど、本来は夫婦の間でだけしか共有しないデリケートな話題に触れることも多々あります。

話題にするのも憚られる夫婦の事情を、相談しずらいなと感じる弁護士相手に伝えていくことなど、普通の人ならできなくて当然です。
離婚問題の手続きに支障を出さないためにも、相談しやすさをを重視した弁護士選びは重要です。

離婚に強い女性弁護士選びのポイント

離婚問題を女性弁護士に依頼する際、離婚に強い女性弁護士を選ぶポイントとしては大きく3つがあげられます。

離婚協議や離婚調停の実績・経験が豊富

離婚問題を依頼するのであれば、離婚協議や調停、裁判などの実績豊富な弁護士を探すべきです。

弁護士にはそれぞれ得意分野があり、すべての弁護士が離婚問題をスムーズに解決できるとは限りません。離婚にまつわる実績や経験が数多くある弁護士に依頼することで、実際の離婚手続きや慰謝料請求に進んだ先でも、段取り良く話が進められます。

ホームページ等を確認し、離婚問題や夫婦関係調整への対応を明示している弁護士事務所に相談するのがおすすめです。経験豊富な弁護士なら、離婚以外に目的を達成できる解決策など、別の切り口からの提案を受けられるケースもあります。

相性の良さ・相談しやすさを感じる相手か

弁護士との相性やコミュニケーションの取りやすさは非常に大切です。コミュニケーションを適切に取れる弁護士に依頼することで、離婚問題もストレスを最小限にしながら解決しやすくなります。

弁護士に依頼する際は、1回の相談で終わる訳ではありません。離婚が完了するまで、場合によってはその後も長期で関わる可能性があります。

コミュニケーションのやりやすさは、離婚を考える妻が女性弁護士に期待する重要なファクターではありますが、あくまで大切なのは相談者と弁護士としての人間的な相性です。
自分の感覚で信用できる女性弁護士かどうか、必ず依頼前の面談や契約前のやり取りの中で、互いの相性を見極めるようにしましょう。

リスクや費用についての説明も丁寧か

女性弁護士選びの際は、費用面に対する説明や、これから起こす行動(調停や裁判など)に対してのリスクの説明が丁寧かどうかを重視しましょう。

弁護士の中には、カウンセリングを兼ねた相談を受け付けていることで、相場以上の相談料を設定しているケースもあります。料金に納得した上で相談するのであれば良いですが、細かな費用面の説明がないまま請求金額だけがかさんでいくような弁護士は金銭トラブルになるだけで不適切です。

「絶対に大丈夫」「絶対に成功する」など、耳あたりの良い言葉ばかりを並べ、離婚プランに対するリスクを説明してくれない弁護士も避けるべきでしょう。物事に絶対はありません。

必ず、自分の納得がいくまで費用やリスクの説明をしてくれる誠実な弁護士を選ぶべきです。

まとめ

頼もしい女性弁護士

女性弁護士は離婚を考える女性の強い味方

離婚問題について女性が弁護士を探すとき、同性である女性弁護士は強い味方になります。夫婦間のプライベートな話まで相談することにもなるため、コミュニケーションをとりやすい女性弁護士への依頼を希望する方は少なくありません。

弁護士であれば職務内容・役割自体が男女で変わることはありませんが、弁護士への依頼は長期のつきあいとなるので、コミュニケーションの取りやすさ・相性はとりわけ重要になります。
男女の弁護士それぞれに依頼する場合のメリット・デメリットも加味したうえで、自分に最適な弁護士を探すようにしましょう。

悩んだ際は複数の弁護士に相談し、最終的に気に入った人へ依頼するのがおすすめです。
まずはお近くの離婚問題に強い女性弁護士まで、お気軽にご相談ください。

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