夫に不倫をされても、だまって見過ごす妻がいるのはなぜ?

制裁しないケース

夫の不倫が発覚したとき、妻なら誰もが「絶対に許せない」と思うはず。ところが、それを黙って見過ごしてしまう妻も、中にはいるのです。「まるで神様のような人」とも思えますが、実はそれだけではない場合も…。夫の不倫を見過ごす妻の本音とは、いったい何?

「子どもの父親は主人しかいない」と、不倫を我慢する妻

自分の気持ちを殺してでも、子どもを守ろうとする良妻賢母

夫の不倫に気付くと、たいがいの人は「絶対に許せない!」「別れてやる!」と憤慨するはずです。生身の人間であれば、それが当たり前の反応といえるでしょう。

ところが、中には「子どもの父親は、主人しかいない!」と、自分自身の辛さを横に置いて、まず子どものことを考える“母の鏡”のような人もいます。「自分が気持ちを苛立たせて夫と喧嘩すれば、子どもたちは悲しむし、勉強にも差し障りが出るかもしれない。私さえ我慢すれば…」そう考えて、ひたすら我慢し続けるのです。

我慢をし過ぎて、ストレスから拒食に陥ったAさんの場合

しかし、人間我慢のし過ぎは、身体に良くありません。1年前に夫の不倫に気付いたAさんは、ストレスを溜め続けて拒食症になり、自殺まで考えるようになってしまいました。

Aさんが夫の不倫に気付いたのは、何気なく目に入ってしまった夫宛の手紙がきっかけでした。不倫相手は、職場の部下。一度離婚を経験しているようで、「自分が離婚のときに辛かったから、奥さんを傷つけるようなことはしたくない。このままの関係で満足している」というような内容でした。夫とその人は、本気で愛し合っていたのです。

そのことを知ってしまったAさんは、深く傷つきました。でも、Aさん夫婦には小学生の子どもが二人います。思いやりのあるAさんは「もし私が主人と喧嘩をして離婚にでもなったら、傷つくのは子どもたちだわ」と、思ってしまったのです。

そしてAさんは、このことを夫には何も言わず、ずっと我慢をし続けました。案の定、夫はAさんに対してよそよそしくなり、週に一度は外泊をする日々が続きました。次第に夫婦の仲は冷えていき、ついにほとんど口を聞かないような状態になってしまったのです。

夫と別れて症状は軽減し、新しい人生をスタート

夫を愛していたAさんは、溜まっていくストレスに耐えられず、ついに拒食症に陥ってしまいました。精神不安定になり、嘔吐を繰り返す日々。「もう死んでしまいたい」とさえ思いました。その様子を見た夫は、Aさんが自分の不倫を知っていることに、ようやく気付いたのです。

夫は思い切って、Aさんと話し合いの機会を持ちました。心から愛している人と不倫関係にあること、どうしてもその人とは別れられないこと。このまま偽りの夫婦生活を続けるよりも、別れて新しく出直した方がお互いに幸せではないかと、夫は泣きながら伝えました。

その言葉で気持ちが吹っ切れたAさんは、子どもたちにもきちんと話をして、夫と離婚をしました。夫はAさんに財産のほとんどを渡し、不倫相手との暮らしをスタート。相手との間に子どもは作らず、養育費も十分に払う約束をしました。やがて拒食症状が少しずつ落ち着いたAさんは、自分の生きがいとなる仕事を見つけ、たくましく働き始めたのです。

「お金さえ入れてくれれば、何をしてもいい」と放任する妻

孤独にさいなまれて、不倫に走る夫

Aさんのような純粋な妻もいるかと思うと、「夫婦はお金でつながっている」と割り切っている妻もいます。もともと夫とはソリが合わず、離婚を考えたことはあるものの、その後の生活をシミュレーションして「離婚すると贅沢ができない」と断念。それからは「家にお金さえ入れてくれれば、夫が何をしてもかまわない」という境地に達し、不倫をしようが何をしようがノーコメントと決めたのです。

すでに夫婦の関係は冷え切っているので、二人の間はすきま風だらけ。孤独にさいなまれている夫が、浮気をしないはずはありません。「あわよくば自分も浮気ぐらいしたい」というのが、妻の本音でしょう。

離婚させられないよう、予防線は張っておく

ただし、「夫が本気で恋愛をして、別れてほしいと言われたらやっかいだ」とは思っているので、家事はきちんとこなし、離婚できない状態だけはキープしています。夫としても、不倫をして責められないなら万々歳だし、その上においしい食事と快適な生活があれば、離婚しようとは思わないでしょう。

極めてドライに物事を割り切れる夫婦なので、ある意味ほかのどの夫婦よりも、離婚する確率は低いかもしれません。

「浮気は男の甲斐性」と、不倫夫に理解を示す妻

夫の浮気を知っても、見て見ぬ振りをする

昔は「浮気は男の甲斐性」という言葉が、当たり前のように言われていました。男が浮気をするのは当たり前のことで、「夫が浮気をしたから離婚する」などと言おうものなら、「我慢が足りない」と逆にたしなめられたものです。そんな昔の日本の名残を残し、夫の浮気を甲斐性と思って見ないふりをする、我慢強い妻もいます。

この場合、良い方にころぶケースと、悪い方にころぶケースの2パターンがあるでしょう。自分の手のひらで上手に夫をコントロールすることができる人なら、夫は浮気したての頃こそ燃え上がっているものの、2年も経てば冷めてきて「やっぱり妻が一番」と思えるようになります。

ところが、夫が妻の浮気黙認を「何をしても許される」と勘違いしてしまうと、浮気グセに火がついて止められなくなってしまう危険性もあります。また、夫の浮気に理解のある態度を示しておきながら、実は本心はそこまで達観できていなかったという場合もあります。

夫の浮気を黙認しながら、漠然とした虚しさを感じるBさんの場合

Bさんは外科医の夫と22年前に結婚し、2人の子どもを育て上げました。生活に不自由はなく、専業主婦として豊かな暮らしをしてこられたのは、夫のおかげだと感謝しています。

夫は仕事柄毎日帰りが遅く、休日も食事以外は書斎にこもったまま、出てきません。夫婦とはいえ顔を合わすことが少ないので、喧嘩をすることもありませんでした。

この20年以上、Bさんは夫が浮気をしている気配を感じることが何度かありましたが、すべて見て見ぬふりをしてきました。夫の仕事がハードだということを知っていたので、浮気をして癒されるなら許そうと思っていたからです。母親からも「ご主人が浮気をしても、そんなことで離婚を考えたりしたら、妻として失格よ」と釘を刺されていました。

老後に向かう人生の中で、漠然と感じる虚しさ

そんな20年以上を送りながら、Bさんはこの頃ふっと考えることがあります。「夫婦って、いったい何だろう?私と夫との関係って、本当に夫婦って言えるんだろうか?子どもは立派に巣立ったけれど、何だかとっても空しい。私はこれから老後に向かうだけだし、夫が仕事を辞めても、今さら夫婦で何をするわけでもない。会話もないし、老後の生活のことを考えるとゾッとする」と。

本来夫婦は愛し合い、慈しみあって生活をするもの。夫の仕事が人並み外れて厳しい環境下にあったとはいえ、浮気に癒しを求めること自体は普通ではないし、それを認めていた自分自身もおかしかった。そんな漠然とした虚しさと、言いようのないやるせなさを感じるBさんでした。

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