好きな人ができたので離婚したい!離婚する前に考えるべきこと

問題を抱える男女

いま、あなたの気持ちは「妻(夫)と離婚をして、好きな人と再婚をしたい」という気持ちでいっぱいかと思います。たしかに、心から愛する人と出会えたことは、人生の最大の喜びです。

ただし、単なる恋愛であればそのままゴールインできますが、結婚をしている以上「離婚」という人生の大事業を乗り越えなければなりません。

一番大切なことは、「今だけではなく、これからもずっと幸せであり続けること」です。あなたの恋愛が、離婚を乗り越えても本当にこれから先幸せになれる恋愛かどうかを、まずは確かめてみましょう!

結婚してるのに好きな人ができたので離婚したい人が知るべきこと

その1:あなたの夫婦関係はすでに破綻していたかどうか

すでに夫婦関係が破綻していれば、離婚も不自然ではない

妻(夫)以外に好きな人ができて、離婚を考える場合、自分の家庭が円満だったかどうかは非常に重要です。もしも好きな人と出会う以前から、夫婦関係が破綻していたならば、離婚を考えることも不自然な話ではありません。

すでに妻(夫)とは、いつ離婚をしてもおかしくない関係にあり、冷え切った家庭にあったのですから、心の安らぎを他の人に求めたとしても無理はない話です。

夫婦関係が平穏なら離婚をしても幸せになれない可能性が高い

しかし、もしもあなたの現在の夫婦関係がごく普通だったとしたら、このまま離婚に突き進んでも幸せにはなれないかもしれません。

それはなぜかというと、妻(夫)を捨てて好きな人と再婚をしても、その数年後にはまたどちらかが、同じことを繰り返す可能性が高いからです。

恋愛には、激しく燃え上がる時期もあれば、冷めていく時期もあります。たとえどんなに身を焦がすほど愛し合った恋人同士でも、それは同じです。早ければ2年、どんなに長くても4年もすれば、恋愛の炎は下火になるのです。

そのときに、あなたは今の好きな人に対して、どんな感情を持つでしょうか?ごく普通の夫婦であれば、恋愛感情は薄れても、お互いに対する尊敬や信頼を土台に絆を深めていきます。しかし、妻(夫)を捨てることで夫婦になった二人が、どこまでお互いの尊敬や信頼を得られるかは、未知数です。

好きな人との愛が冷めた後にやってくるのは、“新たな恋愛”

今は大好きな人同士でも、その気持ちが下火になれば、次にやってくるのは“新たな恋愛”です。夫(妻)に他に好きな人ができたことが原因で、離婚に至る再婚夫婦も少なくありません。

もしも今、あなたが好きな人への思慕の念にかられているだけだとしたら、離婚はしない方が賢明です。

好きな人との関係をどうしても切れなければ、しばらくこのまま会い続けていると、少しずつ気持ちが冷めていく自分を感じるかもしれません。

その2:世間の冷たい視線に耐えて二人で明るく生きていけるかどうか

世間からは“略奪愛”の烙印を押されてしまう

結婚をしている身でありながら好きな人ができ、妻(夫)と離婚をして再婚した場合、世間では“略奪愛”という烙印を押してしまいます。特に日本人はそういう義理人情的な意識が強いので、世間からの風当たりはまず避けることができません。

世間といっても、それは仲のいい友人の場合もありますし、自分の親族かもしれません。会社の同僚にも、自ずと事情はわかってしまうでしょう。

友人や親族・同僚は、自分の事情をよく知っているだけに、妻(夫)を裏切ったことに対して冷ややかな視線を浴びせる可能性は十分にあります。

どんな波風も乗り越える勇気が、二人にあるかどうかが問題

赤い糸

妻(夫)以外に好きな人ができて離婚を考える場合は、こうした世間の逆風にも耐えて、二人で明るく生きていく強さが求められます。その点は、大丈夫でしょうか?

「絶対に大丈夫!二人ならどんな波風も乗り越えてみせる」と確信できるなら、問題ないでしょう。

しかし、ほんの少しでも「友人に冷たい目で見られるのは辛い」「両親には応援してもらいたい」と思うなら、この離婚は踏みとどまった方が賢明です。

その3:慰謝料を支払うことができるかどうか

自分に好きな人ができて離婚する慰謝料の相場は、100万円~300万円

妻(夫)以外に好きな人ができて、離婚を申し出る場合、高額の慰謝料を払うことは覚悟しなければなりません。

自分に好きな人ができて離婚をする場合の慰謝料は、100万円~300万円と大きく開きがありますし、最終的にいくらになるかは状況によって異なります。

慰謝料は、婚姻期間や不貞関係を続けた期間によっても違う

慰謝料の金額は「婚姻期間が何年あるか」が大きく影響します。婚姻期間が長ければ、それだけ夫婦関係を壊すことの影響力も大きいと、みなされるのです。

また、「不貞関係を続けていた期間がどれだけあるか」も、やはり大きく影響します。不貞関係が長く続いていると、悪質性が高いとみなされるからです。

その4:子供がいる場合、愛する子供と別れる覚悟があるか

自分に好きな人ができて離婚を求める場合は、たとえ母親であっても、子供を引き取れない可能性が高まります。

ましてや男性の場合は、子供を引き取れないだけでなく、離婚後に子供と会うこともままならないかもしれません。

今は好きな人と一緒に暮らしたい気持ちでいっぱいかもしれませんが、数年後にその気持ちが冷め「やっぱり子供と一緒に暮らしたかった」と思っても、それは叶わないということを覚悟しておきましょう。

もしも「その覚悟はできない」というのなら、子供を取るか好きな人を取るか、心を決める必要があります。

その5:子供とたとえ会えなくても養育費を払い続けられるか

好きな人ができて離婚した場合、子供と会えなくなる可能性もある

先にお話ししたように、あなたに好きな人ができて離婚することになると、子供と住めないばかりか、気持ちよく会うこともできなくなるかもしれません。

元奥さん(元ご主人)にしてみれば、自分の勝手で離婚を迫ってきたのですから、「家庭をメチャクチャにされて、なんでそんな人に子供を会わせなければならないの?」と思うのは、当然のことでしょう。

たとえ子供と会えなくても、養育費を支払うのは親の義務

それでも、あなたの経済力で家計をまかなっていた場合は、離婚後子供が大学を卒業する頃までは、養育費を支払わなければなりません。たとえ子供と会えなくても、それは親の義務として果たさなければならないのです。

そうして養育費を払い続けても、子供はあなたを許してくれるとは限りません。芸能人のように、浮気をして離婚した親を「尊敬している」と子供が話す場合もありますが、一般的には稀なことです。

好きな人ができて離婚を考えるときには、こうした大きな代償もあるということです。

リスクを知っても好きな人ができたから離婚したいと思うなら離婚も手

上記のように、好きな人ができて離婚するということは、非常に大変なことです。これだけでなく、好きな人ができて不倫関係をもったというだけでも、会社を退職に追い込まれる人や、地域からつまはじきにされるもいるほどです。日本とは、そういう国なのです。

こうしたことをすべて覚悟しても「二人の気持ちは絶対に変わらない!一緒になれなければ、生きている意味がない」と強く思うのであれば、離婚へと踏み切ることもまた、ひとつの道なのかもしれません。

略奪愛の離婚から37年、ずっとおしどり夫婦だった二人の実例

不倫から離婚・再婚し、最期まで幸せだった夫婦と聞くと、有名なのが愛川欽也・うつみみどり夫妻です。

欽也さんは奥様と二人の子がありましたが、好きな人であるみどりさんとの関係を大切にし、奥様とは離婚。その後すぐにお二人は再婚して、2015年に欽也さんが亡くなるまで、キンキン・ケロンパの“おしどり夫婦”で有名でした。

欽也さんと奥様が離婚した後、お二人はすぐに再婚。1978年のことでした。当時は「略奪愛」と騒がれて、大変な思いもしたお二人ですが、結果的には好きな人との暮らしを37年間も貫き通したわけです。

欽也さんはみどりさんと再婚後も浮気を繰り返していたようですが、それでもお二人の仲が壊れることがなかったというのは、よほど縁が深いのでしょう。

再婚後に夫が不倫をしても壊れなかった夫婦関係

みどりさんは初婚。略奪愛と騒がれても好きな人への思いを貫き、ひるまずに結婚。その後、夫に何度となく不倫をされても夫を愛し続けた純粋さには、頭が下がります。

普通なら「そんなに浮気をされて、許せないとは思わないの?」と思うところですが、お二人の間には、誰にもわからない心の絆があったに違いありません。

逆にいえば、それぐらい好きな人を思う強い気持ちが無ければ、離婚→再婚という大事業を乗り越えての略奪愛は成就できないということです。

再婚したパートナーの死後には、遺産問題もある

ただし、欽也さんが亡くなった後には、離婚した前妻の子供さんとの遺産問題もあるようです。特に欽也さんとみどりさんの共有名義で購入した不動産は、欽也さんが亡くなった際にみどりさんのものになるかと思えば、そうはなりません。

欽也さんの前妻の子供にも、相続する権利があるからです。

お二人の場合は子供がいなかったのですが、もし子供がいたとしたら、さらに複雑な問題になっていたでしょう。

好きな人ができて離婚を考えるときには、後々にこうした問題も起こり得ることを覚悟しておく必要があるでしょう。

結婚してるのに好きな人ができて離婚する場合は弁護士に相談

好きな人ができて妻(夫)に離婚を求める場合は、慰謝料や養育費・財産分与・親権など、さまざまな問題がからんできます。これを夫婦だけで進めるのは非常に難しく、かえって話がこじれてしまうことも少なくありません。

そのため、離婚問題は弁護士に相談をしながら解決することをお勧めします。

以下からお住まいの地域を選び、離婚問題に強い弁護士を選びましょう。同じ弁護士事務所でも、法律相談でのアドバイスはさまざまです。できれば何軒かの弁護士事務所を訪ね、その中から一番相性の良い弁護士に依頼するのがベストでしょう。

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