離婚の話がまとまらないときはどうする?弁護士に相談する?

離婚の話が決裂したら

離婚がまとまらないときは冷却期間を持つ

激しい想いをクールダウンさせ、自分の本心と見つめ合う

離婚交渉がまとまらないと、「何が何でも離婚する!」と早急に結論を出そうとする人が少なくありません。ボクサーがパンチを受けると燃え上がるように、離婚をしたいという気持ちが障害によってさらに激しく強い気持ちへと変わるからです。

でも、ちょっと待って!もちろん、DVや借金などの特別な事情がある場合は、それを優先させなければなりませんが、性格の不一致であれば、まずは「別居」という方法もあるのです。

別居が無理であれば、家庭内別居という形にはなりますが、「これが一生続くわけではない」と思って我慢をするのもひとつの選択です。なぜなら、今の状態は確かに辛いのですが、離婚交渉の結果次第では、もっと辛くなる危険性もはらんでいるからです。

激しい想いをクールダウンさせて自分の本心と見つめあったとき、それでもやっぱり「離婚したい」と思えば、その気持ちは本物かもしれません。その時点で具体的にどうしたら良いかを考えても、遅くはないでしょう。

離婚話がまとまらず「とにかく早く別れたい」と焦って後悔した、Aさんの事例

子育てに無関心で魅力のない夫に、愛想を尽かしたAさん

Aさんは何の魅力もない夫との結婚生活に疲れ果て、離婚を考えるようになりました。15年前、親から勧められるままに結婚し、2児を出産。大会社に勤める夫は数年後に部長職になり、一軒家を新築して、経済的には何ひとつ不自由のない生活でした。

でも、夫は妻とほとんど会話を交わそうとせず、夜遅く自宅に帰ってからは夕食をたべて寝るだけ。休日に家族でどこかに出かけたくても、夫は疲れ果てて寝てばかりいました。子どもの話をすると、「うるさい。子どものことは君にまかせたと言ってるだろ?」の一点張り。身長が低く、髪も薄い夫は、男性としての魅力もまったくありませんでした。

夫に離婚を切り出すが、養育費の支払いについての話がまとまらない

正直夫の顔を見るのも、同じ屋根の下にいるのも苦痛でした。「あなたとは離婚をしたい。二人の子どもは私が引き取ります」そう言ってAさんが離婚を切り出すと、夫は鼻で笑い、「離婚をしてお前に子どもを育てられるのか?やれるものならやってみろ。養育費は渡さないし、この家は俺のものだ」と言われたのです。

「養育費だけはほしい」とAさんは何度も伝えましたが、夫は「俺が何をしたというんだ?勝手に離婚したいと言ってきたのは、おまえの方だ」と聞き入れません。

養育費についてまとまらないまま、離婚して家を飛び出し、ついにワーキングプアに

Aさんは、ついに堪忍袋の緒が切れてしまいました。「15年間、ずっと我慢していたけれど、もう我慢できない。やれるものならやってみろですって?上等じゃないの。やってみせるわよ!」もともと気の強かったAさんは、夫の言われるまま離婚届に判を押し、まさに着の身着のままで子どもを連れて家を飛び出してしまったのです。

「さあ、私が大黒柱なんだから、今日から働くわよ!」と、意気揚々と仕事を探し始めたAさん。ところが、何の資格もない子持ちの40代女性を、正社員で雇ってくれる会社は、どこにもありませんでした。朝から夜遅くまでパートで働いても、月収は15万円ほど。シングルマザーなので児童扶養手当と多少の家賃補助は受けられるものの、生活は非常に厳しく、典型的なワーキングプアとなってしまったのです。「こんなことなら、たとえ魅力のない夫でも、別れずにいた方がまだマシだった」と、気持ちに任せて離婚したことを心から後悔するのでした。

離婚がまとまらないときは弁護士に相談する

弁護士に相談することで、解決への糸口が見つかる

離婚の問題に関しては、身内や友人に相談する人も多いのですが、“その道のプロ”に相談する方が解決への糸口が見つかる場合も少なくありません。たとえば弁護士や司法書士・離婚相談の窓口などに相談すると、「そんな方法があるとは知らなかった」というような解決策を教えてもらえることがあります。

特に、養育費や慰謝料・財産分与といった具体的な離婚条件でもめているなら、弁護士の法律相談を受けるのは極めて有効な方法です。ただし、弁護士によってアドバイスの内容も異なります。相性の問題もあるので、当サイトで条件に合った弁護士を検索し、何人かの弁護士に相談してみることをお勧めします。

離婚がまとまらないときは離婚調停を起こす

「離婚調停」に進むことで、問題が終結する夫婦は多い

「離婚協議を始めて1年近くが経つのに、いまだに解決がつかない」というような場合、離婚調停に進むことで第三者の目が入り、解決へと向かう夫婦が数多くいます。本人同士だけでは、どうしても自分優先の考え方になってしまいますが、調停という公の場に立つことでお互いのことを冷静に見ることができるようになるのです。

特に、暴力や不倫といったはっきりとした離婚理由があるときは、調停に進んだ方が無駄な時間を浪費せずに済むかもしれません。調停に進んだ際に、希望している条件がどの程度通る可能性があるのかを、弁護士などにあらかじめ相談してみることをお勧めします。

無料法律相談を行っている弁護士事務所もありますが、無料でない場合でも1時間5,000円ほどの料金で相談が可能です。調停のために弁護士を頼む場合、資金が足りないときは国の司法支援センターである「法テラス」から借り入れることもできます。

調停を起こすことのデメリットも踏まえたうえで、慎重に行動を

離婚協議がまとまらずに調停へと進んだ場合、デメリットがあることも、あらかじめ知っておいた方が良いでしょう。

調停の結果が出るまでには、4~5ヶ月の期間を要します。その間は、どうしても調停のことが頭から離れず、仕事や家事がおろそかになってしまいがちです。調停に出席するのは平日なので、仕事を休んで子どもの預け先も考えなければなりません。調停は毎月1回開かれ、3回まで行うことができるので、長引いた場合は毎月連続で3回も休みを取らなければなりません。

また、調停委員がどんな人かというのも、会ってみなければわからないという怖さがあります。中には自分の人生観を押し付けたり、中立な立場にありながら、あきらかにどちらかの肩をもつような人もいます。裁判のように公開の場ではないので、そうしたことも十分起こり得るのです。かといって、調停委員は気に入らないからといって差し替えてもらう訳にはいきません。

さらに、調停を起こした事実は、戸籍に記載されてしまいます。そうしたさまざまなリスクをかかえながら、長く苦しい期間を毅然と乗り切る覚悟が、調停に進む際には必要なのです。

離婚がまとまらないとき、離婚調停でも解決しない場合は、裁判に進む

「離婚裁判」は、離婚でもめる夫婦にとっての最終手段

3回にわたる離婚調停でもお互いの主張がかみ合わなかった場合は、離婚裁判へと進むケースもあります。裁判は調停以上に精神的にきつく、期間も2年を超えるケースが少なくありません。できる限り裁判に進まずに、円満解決をしたいものですが、逆に裁判をすることによってしか解決できない難問というのもあります。

調停や裁判に進むのか、それともこのまま離婚協議を進めるのか、はたまた別居をして冷却期間を持つのかは、人それぞれです。ただひとつ言えることは、自分の置かれている状況がどうなのかだけは、必ず知っておく必要があるということです。

たとえば「夫が気に入らないから離婚したい。財産はほしい」と思っても、そうは問屋が卸しません。逆に、調停を起こせば必ず勝てるのに、相手に遠慮して踏みとどまっている人もいます。弁護士などの第三者に相談することによって、自分の立ち位置が確認でき、これからどんな行動を起こしたら良いかも見えてくるのではないでしょうか。

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