面会交流でトラブルにならないための【5つの決めごと】

面会交流

子どもと離れ離れになった親が、離婚後も会うことを望んでいた場合は、面会交流という形をとることになります。しかし、大ざっぱな約束だけで面会交流を始めてしまうと、思わぬトラブルになることも…。お互いに納得して面会交流を行うには、事前に決めておくべきことがあります。

面会交流を具体的に取り決めるのには、理由がある

離婚をする際に「財産分与」や「養育費」といったことを決め忘れる人はあまりいませんが、「面会交流」となると、ピンとこない人も多いようです。言葉のニュアンスから、“離れ離れになった父親(母親)が子どもと会うこと”とはわかっても、なぜそれを具体的に決めなければならないかがよくわからないのです。子どもを引き取る側としては、「会いたければ会わせてあげるのに、なんでわざわざ取り決めなければいけないの?」という気持ちもあるでしょう。

面会交流の内容を具体的に取り決めておくのには、理由があります。それは、取り決めをしないでやみくもに会う機会を作ってしまうと、後で「こんな筈じゃなかった」ということになる可能性が高いからです。

「毎週なんて、そんなに頻繁に会わせられない!」「何言っているんだ、いつでも会っていいといっただろう?」といったトラブルは、よくあることです。中には、面会交流をきっかけにして子どもを連れ去ってしまう事件もあり、そこまでいくと裁判沙汰の事件に発展してしまいます。

どのくらいのタイミングで面会を行うのか、どこで会うのか、時間はどのくらいなのか。そうした細かい取り決めをすることで、離婚後もトラブルなく親子の関係を続けることができるのです。

【決めごとその1】面会を行う頻度

「毎月第一日曜日」というように、わかりやすい取り決めを

一般的には、「月に何回」というような決め方をします。仕事柄出張が多い場合などは、「半年に何回」「年に何回」というような決め方でもいいでしょう。「毎月第一日曜日」というようにわかりやすく決めておくと、お互いに予定が立てやすいかもしれません。週末なら親も子も休みの場合が多いので、一緒にどこかに出かけたり、ランチを共にしたりすることもできます。

適当な口約束をして大失敗をしたAさんの事例

「いつでもいいから」はトラブルのもと

「子どもとはいつ会ってもいいから」と約束して、トラブルになってしまった事例は数多くあります。たとえば、適当な口約束をして大失敗をしたAさんの例をご紹介しましょう。

面会交流のことに関して何の取り決めもせずに離婚したAさんは、離婚後に「子どもと会いたければ会ってもいいから」と適当な口約束をしてしまいました。その約束通り、元夫は週に2回ほど子どもと会っていました。

しかし、子どもはまだ2歳。Aさんが傍にいなければ元夫と会いたがらないため、離婚後フルタイムで働き出したAさんにとって、週2回の面会は大きな負担でした。必然的に会う回数は減っていったのですが、これを不満に思った元夫は「いつでも会えるって言ったじゃないか!どうして会えないんだ?」と何度も電話をかけてきたのです。

「離婚前に取り決めをしておくべきだった」と後悔するAさん

そんな元夫の態度にうろたえたAさんは、弁護士に相談し、面会交流のルール作りを始めました。Aさんは「いつ会ってもいいとは言ったけれど、せいぜい月1くらいだろうと思っていた」と語り、元夫は「会えれば毎日でも会いたいと思っていた」と伝えました。そのときようやく二人は、お互いの面会交流に関するとらえ方に、大きなズレがあることがわかったのです。

離婚後のルール作りは難航を極め、度重なる話し合いの末、ようやく「月2回8時間の面会交流」ということで話が落ち着きました。「まさか元夫が、そこまで子どもと会いたがっているとは思わなかった。離婚する前にもうちょっときちんと話していれば、こんな大変なことにはならなかったのに」と、後悔するAさんでした。

【決めごとその2】面会交流をする時間

時間設定をしておくと、トラブルになりにくい

面会時間は、たとえば「朝10時から8時間以内」というように、リミットの時刻を設定しておくといいでしょう。そうしないと、子どもと一緒にいたいがために夜中まで戻らなかったり、中には無断で自分の部屋に泊まらせてしまう人もいます。

お互いの時間的な感覚にズレがあって、「こんな遅くまで連れ回すなんて、非常識だと思わないの?」というようなトラブルになることも、少なくありません。そんなことにならないためにも、面会時間はしっかりと決めておきましょう。

日帰りなのか、宿泊もありなのか、旅行に連れて行けるかなども事前に決めておく必要があります。「月に1回会うときは日帰り。年に1回は宿泊や旅行に連れて行っても良い」というような決め方でも良いかもしれません。

【決めごとその3】面会場所と受け渡し方法

どこで会うかを事前に決めるのが、賢明な方法

子どもとどこで会うのかを、事前に決めておくことが大切です。そうしないと、もしも元夫がギャンブル好きだった場合などは、パチンコ店や雀荘などに連れて行かれる可能性があります。「真面目な人だから大丈夫」と思っても、念のために場所を設定しておく方が賢明です。

行き先に不安がある相手の場合は、「こんな所に連れて行ってもらったら困る」というような場所を事前に決めて、約束を守ってもらうことも必要です。

送り迎えの方法と連絡先を明確にする

子どもをどこで受け渡すのか、父親が迎えに来るのか、それとも母親が連れて行くのかなど、具体的な受け渡し方法も決めておきましょう。

そして、面会交流についてやりとりをする際に、連絡方法をはっきりさせておくことも大切です。基本的にはメールを使うとしても、緊急の際に連絡が付く電話番号も教え合う必要があります。

【決めごとその4】プレゼントやお小遣いの内容

つい子どもが可愛くて、買い与え過ぎる人もいる

面会交流を行うと、つい子どもが可愛くていろいろと物を買ってあげたりして、それを家に持ち帰ったときにトラブルになることがあります。また、「せっかく子どもが会いに来てくれたから」と気を使ってお小遣いをあげて、後から「こんなことはしないでほしい」と言われてしまうこともあります。

こうしたトラブルを防ぐために、あらかじめプレゼントやお小遣いをどうするかについて、話し合っておく必要があります。

何でも子どもに買い与える元夫に辟易した、Bさんの事例

Bさんは離婚後、6歳の子どもと二人で暮らしていました。子煩悩だった元夫からは、面会交流をしたいという強い要望があり、毎週末は子どもが元夫の家に泊まりに行くという生活でした。

仕事と家事で忙しいBさんとしては、元夫が遊んでくれるのは助かる部分もあるものの、その度にいろいろな玩具やゲームをもらってくることには辟易していました。子どもはすっかりそれに慣れてしまい、「買いたい物は何でもパパが買ってくれる」と思うようになってしまったのです。

悩んだ挙句、Bさんは弁護士に相談し、対処に乗り出しました。しかし元夫としては「なぜ今までうまくやっていたのに、突然そんなことを言い出すんだ?」という強い姿勢を崩さず、交渉は難航を極めてしまいました。「面会交流を行う前に、もっときちんと話を決めておくべきだった」と、しきりに反省するBさんでした。

【決めごとその5】取り決めを守らなかった際の対処法

弁護士などの第三者を介して、しっかりと決めるのがベスト

意外と重要なのが、この「取り決めを守らなかった際の対処法」です。いくら面会交流について話し合っても、守られなければ何の意味もありません。

その際に必要なのが、第三者の存在です。面接交流問題で頼りになるのは、やはり弁護士です。当サイトから離婚問題に強い弁護士を選び、まずは面会交流のことについて、具体的に相談をしてみましょう。

その他にも、下記のように面会交流を支援するネットワークもあります。

地域ごとに面会交流支援団体を検索できるサイトもあります。

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