協議離婚ができなければ、本当に離婚調停に進むべきなのか?

調停前置主義

話し合いができないため、協議離婚できず、離婚調停に進むしかないと思っても、なかなか決心がつかない人も多いのではないでしょうか?できればしこりを残さず、丸く収めたいという気持ちも強いかもしれません。そこで、離婚調停に進んだ人がどんな経験をしたのか、その事例をご紹介します。

協議離婚ができない!モラハラの夫と調停離婚をしたAさん

夫からの言葉の暴力に、涙を流す日々

Aさんは旅行先で知り合った夫とスピード結婚し、しばらくしてから夫がモラハラであることに気づきました。夫はAさんの小さな欠点を指摘しては怒り、その度にAさんは涙を流していたのです。やがて子どもが生まれたため、「子どものためにも頑張らなくては」と、夫の言葉の暴力を受け続けながらもじっと我慢していたAさんでした。

しかし、そんなAさんにも精神的な限界がやってきました。子どもも父親に怯えて暮らすようになり、母と子で身が縮まるような毎日に、Aさんの心はボロボロになっていたのです。「こんな生活はもう耐えられない!このままでは私も子どももダメになってしまう」と判断したAさんは、思い切って離婚を決意しました。

「絶対に離婚はしない!」と言い張る夫

Aさんが、話し合いで夫に離婚したい気持ちを告げると、夫は「絶対に離婚はしない!」と言い張りました。夫はAさんに対して暴言を吐き続けていたにもかかわらず、なぜAさんが離婚をしたがるのかが、まったく理解できなかったのです。

そして、夫は思いがけない行動に出ました。「お願いだ。別れないでくれ」と言って土下座をし、涙を流したのです。そんな夫に一度は心が揺らいだAさんでしたが、Aさんが心を許すと夫はすぐに元の状態に戻り、今までより厳しくAさんに暴言を吐き始めました。

この時点でようやくAさんは、夫がモラハラであることに気づきました。「この人とは、話し合いのうえで離婚をすることは絶対にできない。本当は協議離婚をしたかったけれど、やはり調停に進むしかない」そう心に決め、Aさんは弁護士に相談し、離婚調停へと進んだのです。

調停に進んだことで、無事離婚が成立

第一回調停では、夫は一貫して「離婚しない」と主張していました。そして夫は以前にAさんに対してそうしたように、調停委員の前で大泣きし、同情を誘いました。事情のわからない調停委員は「ご主人がここまで言っているのなら、考え直したら?」とも言ってきたのです。でも、一緒に暮らせばまたモラハラが始まることを知っていたAさんは、ガンとして首を縦に振りませんでした。

そんな夫が態度を変えてきたのは、第二回調停のときでした。Aさんの弁護士が養育費や慰謝料の話を持ちかけたところ、「それより低い金額なら離婚してもいい」と、手のひらを返したように離婚を承諾してきたのです。なぜなら、夫は非常にお金にうるさく、お金を払わなければならない話には、異常なまでに反応するタイプでした。

そしてAさんは無事モラハラ夫と離婚し、親権も獲得して、子どもとの平和な生活を手にすることができました。生活は以前より大変になりましたが、夫に泣かされる生活から抜け出したことで、Aさんにも子どもにも笑顔が甦りました。Aさんとしては当初、できれば調停という法的な手続きを踏まずに、協議離婚をしたいと考えていました。でも、「もしも当事者同士の話し合いで決めようとしていたら、私はずっと離婚することができなかった。調停に進んで本当に良かった」と、心から思うAさんでした。

ヒステリックな妻で協議離婚ができず、調停離婚をしたBさんの場合

夫の給与が減ったことで、妻がキレ始める

Bさんはかつて、商社で働くエリートビジネスマンでした。ある日友人を通して知り合った女性に一目惚れをし、熱烈なプロポーズの末に結婚。最初は平穏な日々が続いていたのですが、Bさんの会社が不況から倒産してしまい、Bさんが転職をして給与が減った時点から、妻のヒステリックな態度が出始めたのです。

Bさんが誕生日に、心を込めて贈ったペンダントを見て、妻は激怒しました。「こんな安物じゃなくて、私はブランド物じゃなきゃイヤなの。あなたは私を幸せにしてくれるんじゃなかったの?」そう言われた瞬間、Bさんは妻がお金目当てに結婚したのだということを知りました。

収入が減っても、妻は高級品を買う生活をやめようとせず、ショッピングローンでブランド物のバッグや宝飾品を買い続けました。Bさんがそれを責めると口論になり、Bさんの実家にまで電話をして、「夫に甲斐性がないから何も買えない」と、泣き叫ぶのでした。

Bさんの実家の両親にまで、お金をせびる妻

Bさんの収入が少ないからといって、妻は自分から働くことは一切ありませんでした。ショッピングローンの金額は膨らみ、その返済のためにBさんは終電まで残業をし、残業代で何とか返済をする毎日でした。でも、それももう限界にきていました。ショッピングクレジットの借入枠はマックスに達し、妻はBさんの実家に怒鳴り込んで、足りないお金を払うようBさんの両親に懇願するようになったのです。この時点で、もうBさんと妻の間には、夫婦としての心のつながりは一切ありませんでした。

疲れ果てたBさんは、ついに離婚調停に

そんな妻との生活に疲れ果てたBさんは、ついに離婚を決意。実家の両親もそれに賛成しました。Bさんが妻に離婚を切り出すと、妻は泣き叫びながら「絶対に離婚はしない!」と言い続けました。なるべくなら本人同士の話し合いで離婚をしたいと考えていたBさんでしたが、それは無理だと判断しました。

なぜなら、妻は自分と結婚生活を続けることで得られる継続的な収入を、すっかり当てにしていたのです。離婚をすることでブランド品を買えない生活になることなど、まったく考えてはいませんでした。

Bさんは弁護士に相談し、離婚調停の手続きをしました。調停に進んだ段階で、妻は自分が有利な立場ではないことを察知して観念し、離婚に応じる姿勢を見せ始めました。しかし、何らかの形でお金が欲しいという態度は変わらず、Bさんは解決金として500万円を支払うことを認め、無事離婚は成立しました。妻の買い物の支払いに追われて貯金は一切なかったのですが、毎月一定額を払い続けることで合意が得られ、心から安堵するBさんでした。

協議離婚ができない場合、離婚調停への一歩を

裁判所に赴くことへの抵抗感を捨て、解決に向けて歩むことが大切

離婚調停に踏み切るには、相当の勇気が必要です。法律といえば車の一時停止違反ぐらいしか関わったことがないという人は、いきなり「家庭裁判所」と名の付く場所に行くことに、大きな抵抗も感じるでしょう。「夫婦が闘うようになってしまっては、実家の両親や相手の両親に申し訳ない」という気持ちもあると思います。

しかし、現実には離婚を考える多くの人が調停への一歩を踏み出し、結果的にそれで良かったと痛感しています。それは、夫婦の問題が当事者だけでは絶対に解決できなかったことを、調停の場に出て気付くからです。二人で話し合って解決するというのは離婚の理想的な姿ですが、お金や親権などの問題がからんできたときは、それもかなり難しいのが現実です。

自分だけで調停を行うことが難しい場合は、弁護士に相談し、二人三脚の形で進むのがベストです。当サイトの情報を見て、離婚に詳しく自分と相性のいい弁護士を見つけ、何でも相談しながら調停に臨むと良いでしょう。

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